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三浦友和、結婚生活30年を振り返り「幸せだった」!家庭での幸せな様子を明かす!

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夫婦愛を語る三浦友和
夫婦愛を語る三浦友和

 実話に基づいた、ある夫婦の壮絶な愛の記録を描く映画『死にゆく妻との旅路』で主演を務めた三浦友和がインタビューに応じ、出演した経緯や作品の感想、さらに自身の30年にわたる幸せな結婚生活の様子を明かした。

映画『死にゆく妻との旅路』場面写真

 本作は、末期がんの妻をワゴン車に乗せて9か月も日本各地をさまよい、1999年に保護責任者遺棄致死の容疑で逮捕された男性が、事件の裏側をつづった手記を映画化した夫婦愛の物語。三浦は「実話であることと、夫婦の愛情物語であること」が出演の決め手となったことを明かした。劇中では愛妻家でありながらさまざまな欠点や矛盾を抱える男性をリアルな存在感で演じている三浦だが、「2人の間にどんなきずながあったのかは当事者にしかわからない。おかしな役づくりは考えずに、流れに身を任せて、そこから生まれてくる感情を大事にしながらやっていきました」と撮影を振り返った。

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 完成作については「ドラマチックなことが立て続けに起きるわけではないけど、事実ならではの重みがありましたね」と感想を語り、「この映画のタイトルを聞いただけでストーリーがだいたいわかるから、拒否反応を示す方もいると思う。でもそこは一度忘れて、こういう夫婦が現実にいた、ということを感じてもらいたい。特に夫婦の方には、自分たちを見つめ直す、いいきっかけになる作品ですよ」とアピールした。

 ところで、今作で壮絶な夫婦愛を表現した三浦自身も、実生活で人気歌手だった山口百恵さんと結婚後、長年円満な家庭を築き続けていることはよく知られている。「自分がもし、(伴侶が不治の病になるという)映画のような状況だったら相当なダメージだし、生きることを放棄してしまうかも」と率直に明かした三浦。家庭での百恵さんについては「柱になって、家に帰ったとき、いつも居心地がいい状態にしてくれていることに感謝している」と明かした。さらに「もし明日死ぬことになっても『とても幸せだったよ』と素直に言える30年間だったかな」と結婚生活を振り返るなど、とても充実した日々であることをうかがわせた。

 現在は2人の息子、祐太朗さんと貴大さんも共に成人して同じ芸能界の道に進み独立している。再び2人の生活となった夫妻の今後について三浦は、「年に数回目標を立てて、旅行とか、何か一緒に楽しいことを探していくのがいいかな」と考えているそう。しかし映画出演が相次ぐなど仕事も順調な今、「あと一年で還暦だけど、60代はまだエネルギーがある。健康を大事に、これからも俳優として頑張っていきたい」と熱意がこもった心境を明かした。温かい家庭に支えられた三浦の活躍は、今後もまだまだ続きそうだ。

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 『死にゆく妻との旅路』は、1999年に起きた保護責任者遺棄致死事件の当事者である清水久典さんの手記「死にゆく妻との旅路」が原作のロードムービー。工場経営が傾き、多額の借金を背負いながらも必死に職探しする夫と末期がんの妻が死を見つめながら272日間、およそ6,000キロにわたって続けた旅をドキュメンタリータッチで描く。

映画『死にゆく妻との旅路』は2月19日より石川・富山で先行上映、2月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開

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