上映禁止の危機もあったイ・ビョンホン最新作ジャパンプレミアにファン1,200人が大絶叫!
9日、韓流スターのイ・ビョンホンが、新宿ミラノ1で行われた主演映画『悪魔を見た』ジャパンプレミアにキム・ジウン監督と共に登壇。上映終了後にイ・ビョンホンがさわやかな笑顔で登場し「お会いできてうれしいです」とあいさつすると、立ち見を含めた約1,200人の観客は悲鳴にも似た大歓声を上げた。
本作で愛する女性を殺され復讐(ふくしゅう)の鬼と化し、凶悪な連続殺人鬼と対決するという、未だかつてない冷酷なキャラクターにふんしているイ・ビョンホン。「映画を観て、気が遠くなるような思いをしている方もいるかもしれませんね。韓国では当初2回も上映禁止と言われたぐらい、過激な作品になりました。でも考えると、今の危険な時代をありのまま描いていて、誰にでも起きうる話だと思います。だからこそ、観た方が怖いと思うのかも」とイ・ビョンホン自身なりの作品に対する解釈を明かすと、大きな拍手が沸き起こっていた。
一方、これまでも映画『甘い人生』『グッド・バッド・ウィアード』などでイ・ビョンホンと組んできたキム・ジウン監督は「この映画が残酷でリアリティーのある作品だと受け取っていただけるなら、それはイ・ビョンホンとチェ・ミンシクの演技によるところが大きいと思います」と2人の演技を称えた。さらに「イ・ビョンホンの魅力はしっとり潤った目と、甘い声」とコメントしてファンを沸かせ、本人をテレ笑いさせていた。
『悪魔を見た』は『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』『G.I.ジョー』などで国際的に活躍するイ・ビョンホンと『オールド・ボーイ』の名優チェ・ミンシクの二大スター共演で送るサイコ・サスペンス。国家情報院捜査官の男が婚約者を殺した連続殺人鬼に仕掛けていく壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を通して、人間の内なる悪魔を凄惨(せいさん)にあぶり出す。
映画『悪魔を見た』は2月26日より丸の内ルーブルほか全国公開