実写版「名探偵コナン」工藤新一は溝端淳平!蘭に忽那汐里!劇場版アニメには渡部陽一が刑事役で声優出演!
テレビアニメ&劇場版「名探偵コナン」15周年記念企画として、溝端淳平&忽那汐里が実写版スペシャルドラマ第3弾に出演することが明らかになった。完全オリジナルストーリーとなる本作で、溝端は主人公・工藤新一を、忽那はヒロイン・毛利蘭を演じる。また、劇場版15周年記念作品となる映画『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』には、ゲスト声優として戦場カメラマン、渡部陽一が刑事役で出演することも発表された。
過去2作からキャストを一新した実写版ドラマで主演を務める溝端は、子どものころからの「コナン」ファン。「アニメが始まったのが6歳なので、ちょうどテレビを見始めて、覚えている記憶の中で一番古いアニメ。それを自分がやるというのは責任重大というか、コナンを好きな分、コナンを見て育ってきた世代の分、初めて聞いたときはすごくプレッシャーを感じましたね」と思い入れと共に不安もちらつかせたが、「でも、うれしいです。この世界に入って4年ですけど、自分が昔から見てきたアニメの実写版をやるというのはすごくありがたいですね」とやる気は十分。原作ファンの人気も高い工藤新一を演じるが、役柄については「工藤新一らしさっていうことももちろん踏まえながら、自分なりの新一を見つけられればいいかなって。自分なりの解釈で思い切りやろうかなと思っていますね」と語った。マンガ第1話の100日前という設定の本作で新一が挑むのは、村の伝説になぞらえた連続殺人事件。子どもだけではなく、大人も楽しめる上質のミステリーだ。
新一役の溝端と蘭役の忽那はこれが初共演。海外で暮らしていたため、あまり日本のマンガになじみがないという忽那だが、「コナン」は読んだことがある様子で、役づくりについては「個人的に蘭はとても等身大の女性と感じています。等身大の女性というのは結構難しくて、声も声優さんと違いますし、なるべく感覚的なところで見ている方が1つでも共通点を抱いてくれればと思っています」と有名な原作とアニメであるがゆえの難しさを明かしている。
また、今年でシリーズ15周年となる劇場版『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』も、ゲスト声優として渡部を迎えるという豪華さで節目の年に花を添える。親族の子どもたちがファンだという本作への出演について、渡部は「戦場カメラマンですが、声優業に全身全霊をもって挑んでみたいです」とあわや廃業宣言? そんな渡部は刑事を演じるが、詳細は明かされておらず、「『名探偵コナン』作品に参加させていただく戦場カメラマンとして、失礼のないよう、しゃべるスピード、正確さに気をつけたいと思っています」と役づくりにも準備万端だ。
1994年に連載がスタートした青山剛昌の原作も2月に出る新刊で70巻を超えるなど、もはや国民的探偵マンガと呼んでも過言ではない「名探偵コナン」。アニメ15周年企画の2作に加え、原作も新章に突入するなど、今年はもう「コナン」から目が離せそうにない。
映画『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』は2011年4月16日全国公開