松本人志監督第3弾『さや侍』にりょうが賞金稼ぎ役で出演!伊武雅刀、板尾創路ら個性派も出演
『大日本人』『しんぼる』と、独特の視点と感性で作品を世に送り出してきた松本人志監督の長編映画第3弾『さや侍』の新たなキャストが発表された。すでに、さやしか持たない侍、勘十郎に野見隆明、その娘たえを熊田聖亜が演じることがわかっていたが、新たに勘十郎を狙う賞金稼ぎ、人呼んで「三味線のお竜」を女優のりょうが演じるほか、國村隼、伊武雅刀、板尾創路、柄本明の息子、柄本時生とベテランから若手まで個性派が名を連ねている。この個性的なキャスティングについて松本監督は、「とにかく映画をご覧いただければ、キャスティング理由が一番よくわかる」と自信のほどをうかがわせるコメントを寄せた。
とあることがきっかけで、自ら侍として戦うことを拒絶し、刀を捨てた野見勘十郎とそんな父を軽蔑し反発する娘たえを中心に描かれる物語は、さや侍の勘十郎が無断で脱藩した罪に問われ懸賞金が掛けられたおたずねものになっていることから展開。次第に追い詰められた勘十郎はついに捕らわれるのだが、捕まった多幸藩の殿様は相当な変わり者として世に名を馳せており、殿様の眼前に連行された勘十郎は、「30日の業」に処されるが、それに成功すると無罪放免になるという。
それぞれの役どころは、多幸藩を治める変わり者のお殿様を國村隼が演じ、多幸藩の家老に伊武雅刀、野見の見張り役の門番・倉之助に板尾創路、野見の見張り役の門番・平吉を柄本時生が演じる。
『さや侍』は松本監督の完全なオリジナルストーリーでしかも時代劇。刀を持たない侍(さや侍) 勘十郎 と、その娘・たえが挑む30日間の戦いを、松本人志の持つ独特な笑いと哀しみを紙一重で表現し、親子の闘い、きずな、葛藤を奇想天外な設定で描き出す。脚本は松本監督が自ら手がけ高須光聖、長谷川朝二、江間浩司、倉本美津留も協力に加わっている。今作に松本は出演せず、監督業に徹する。
『さや侍』は6月11日より全国にて公開