裕木奈江出演のアイスランド映画は血みどろ惨劇!捕鯨船一家が殺人鬼に…衝撃の生々しさ!
ハリウッド女優としても活躍中の裕木奈江が出演するアイスランド映画『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』が、6月に劇場公開されることがわかった。本作は、ホエール・ウォッチング目的の観光客船が船長を失い、救いの手を差し伸べたと思われた捕鯨船の一家が実は殺人鬼だったというスラッシャー・ムービー。裕木はこの観光客船に乗り合わせたエンドウを演じている。
『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』は、総人口約30万人という小さな国・アイスランドで初めて誕生したホラー映画。ホエール・ウォッチングを楽しむために観光客船に乗り込んだ6組の乗客。しかし、不慮の事故で船長を失い船に取り残され、帰港の術をなくしてしまう。そんなとき一隻の捕鯨船が現れ救われたと思った矢先、捕鯨の禁止により困窮した一家が殺人鬼となって観光客たちを次々と襲う……。死の恐怖から精神が狂い始め、パニック状態に陥った人間の本性を、血みどろ映像満載に描いている。
最も恐怖心をあおるのは、劇中で効果的に使われている「音」。おののような凶器を振り降ろした先には「ぐちゃっ」と生々しく響く効果音が。ほかにも細々とした声で歌を口ずさむ描写があったりと、心が凍りつきそうなホラー映画の醍醐味を存分に味わうことができる。そんな本作に「nae」名義で出演している裕木は、デヴィッド・リンチ監督の映画『インランド・エンパイア』やクリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』などで実力を磨き、演技力は折り紙付き。殺人鬼との対峙(たいじ)を静かな迫力で演じている。
アイスランドを代表する俳優であり、映画『悪魔のいけにえ』でレザーフェイスを演じ、一躍ホラー映画界のカリスマとなったガンナー・ハンセンが出演していることも見どころの一つといえる本作。ユリウス・ケンプがメガホンを取り渾身(こんしん)の“怪作”に仕上げた。
映画『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』は6月4日より銀座シネパトス、新宿K's cinemaほか全国順次公開