「爆笑問題」事務所社長の太田光代、スイスで開催するチャリティー、自粛で音楽家が不在 ツイッターに自身の携帯番号を記し呼びかけ成功
16日朝(日本時間)、お笑いコンビ「爆笑問題」太田の妻であり、彼らの所属事務所タイタンの社長である太田光代が、スイスで『長井秀和チャリティショー&優しい音楽会』を実現するために、自身の携帯番号を記したつぶやきをツイッターに載せ、同夜には見事、音楽演奏家を募ることに成功した。
【お願いがあります】私、スイスで長井秀和という日本人のチャリティーショーを企画しています。スイス在住の音楽実演家の方で、ご協力いただける方いらっしゃいませんでしょうか?私の携帯番号はXXXXXXXXXXです(※現時点では電話番号が記されたツイートは削除されている)」と太田社長はつぶやいた。
なぜこのような経緯に至ったのか? 前後のつぶやきから察するに、スイス側から日本との文化交流を目的とした講演依頼に基づき、大田社長は震災のため当初の予定より一日遅れで現地入りしたところ、スイスでは日本での未曾有の災害に対し追悼ムードに。主催側から自粛を言い渡された様子。大田社長は思わず「まあ、参ったな。世界的な自粛を喰らった。追悼して下さる意味も解るけど、こんなときに、日本からヨーロッパに来てる意気込み解ってくんないかなぁ 」と心情を吐露。なおかつ「日本人として有難く受け止めさせていただきます。けど、一時間のお笑いのネタをフランス言葉と英語で、発表して、今の状況と、今の日本への支援のお礼ができればって」とイベント開催の意義を示した。その後、気持ちを切り替えて「私が出来ることを模索して電話番号を明記しました」という経緯で、自身の携帯番号を世間にさらす決断に至ったようだ。
凄腕社長のこの策は功を奏し、同夜には志願者が現れた旨のお礼がツイッターに記された。ピンチはチャンスという表現があるが、大田社長のこの行動力と思考!を見習えば、震災後の日本復興に対する「あきらめない」精神への一助につながることを期待したい。なお準備が整えば、長井のチャリティーショーは18日夜(現地時間)スイスのジュネーブで開催された。