吉高由里子、彼氏5人持ちヒロインにドキドキ 「ダメ同士がくっつく」恋愛観も語る
2日、女優の吉高由里子が、テアトル新宿にて行われた主演映画『婚前特急』公開記念舞台あいさつに登壇し、「こういう時期だからこそ、ほっこり笑える存在の映画でいたい。フラッと観に来て下さい」と作品をアピールした。この日はそのほか、共演の加瀬亮、浜野謙太、前田弘二監督が登壇した。
本作で彼氏5人を掛け持ちしながらも憎めないヒロインをはつらつと演じ、コメディエンヌとしての才能を存分に発揮した吉高。大勢の立ち見客も詰めかけた大盛況の中、笑顔で登場した吉高は「おもしろかったですか?」と客席に呼びかけ「サイコー!」と言われると「もっと(コールを)ちょうだい!」と叫ぶなど、最初から明るい魅力をさく裂させ、会場を大いに盛り上げた。トーク中には、撮影時に演出のため、監督からイライラする精神状態にさせられていたことを明かしたり、劇中のキャラクターたちについて「(ヒロインの)チエもダメだし、男たちもダメ。ダメはダメとくっつくんですよ」と恋愛観を素直に語ったりしていた。
そんな吉高ふんするヒロインのチエから、査定される側の男を演じた加瀬と浜野。加瀬は「こういう状況の中、この時間がどういう時間になるのか複雑でした。でも見終わった方たちからたくさん拍手をいただいて安心しました」と熱い反応にほっとした表情。劇中ではチエの良き相談相手でもある、食品会社の営業部長という役どころだったが「実際の自分と、吉高さんの関係に近いと思います。吉高さんからいろいろ話しかけられても、話半分で聞いています」と笑いながら明かすなど、吉高とすっかり仲良くなっている様子がうかがえた。一方、インディーズ・シーンで熱狂的なファンを持つバンド「SAKEROCK」のメンバーでもあり、劇中ではお調子者のパン工場の工員を演じた浜野は「この映画では、かわいくてダメな人たちが肯定されている。気楽に観てくだされば」と映画をアピールしていた。(古河優)
『婚前特急』は今を楽しく生きようと5人の男性と同時に付き合っていた独身OL・チエ(吉高)が、親友の結婚を機に自分を見つめ直し、彼氏たちを査定して運命の相手を見つけるまでをユーモラスに描く恋愛コメディー。
映画『婚前特急』はテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開中
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