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「行け!稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」映画化決定!監督は『愛のむきだし』の園子温!

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原作「ヒミズ」より
原作「ヒミズ」より - (C) 古谷実/講談社

 18日、「行け!稲中卓球部」で知られる古谷実の人気漫画「ヒミズ」が実写映画化されることがヤングマガジン(講談社)誌上で発表された。劇場公開は2012年予定。「ヒミズ」はギャグマンガを得意とする古谷のイメージを一新するような、ギャグ要素のないシリアスな作品。メガホンを取るのは、映画『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』の鬼才・園子温。過激な暴力描写で世の中を震撼(しんかん)させてきた園監督がどのように映像化するのか、早くも注目が集まりそうだ。

 2001年から週刊漫画雑誌「ヤングマガジン」(講談社)で連載され、単行本全4巻が発売されている「ヒミズ」。ギャグ漫画「行け!稲中卓球部」で爆発的人気を博した古谷実が、ギャグ一切なしで、人間の心の奥に隠れた暗い部分を浮き彫りにした青春残酷物語だ。そんな「ヒミズ」が、このたび実写映画化されることが発表された。残念ながらキャストなどの詳細は未発表。

 監督・脚本は、映画『Strange Circus 奇妙なサーカス』(2005年公開)で第56回ベルリン国際映画祭フォーラム部門のベルリナー・ツァイトゥング紙・新聞読者審査賞受賞、映画『愛のむきだし』(2009年公開)で第59回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞やカリガリ賞を受賞するなど、世界でも評価の高い園子温。心の闇を過激な描写と独自の世界観で表現する唯一無二の鬼才だ。

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 園監督は何回も読み返すほど「ヒミズ」が大好きだそうで、「実写で映画化することは大変な名誉であり、冒険だと思っています」とヤングマガジン誌上で意気込みを語っている。人気漫画家・古谷の原作を、日本を代表する映画監督・園がどう実写化するのか? 期待が高まる。(編集部・小松芙未)

映画『ヒミズ』は2012年公開予定

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