J・J・エイブラムスが新たに仕掛ける作品は、斬馬刀を手にしたロボットが活躍する戦国絵巻?
「LOST」など多くの大ヒット海外ドラマを手掛け、スティーヴン・スピルバーグ監督とタッグを組んだ謎のSF映画『SUPER8/スーパーエイト』の公開を控えるヒットメーカー、J・J・エイブラムス監督が、日本の戦国時代を舞台に、「斬馬刀」を使用するロボットたちの活躍を描く映画を企画しているとデッドラインが報じた。
情報筋が同サイトに語ったところでは、本作のタイトルは『ザンバトウ(原題)/Zanbato』というものになり、戦国時代を舞台にロボットの活躍を描く作品になるという。タイトルの斬馬刀とは、非常に長い刀身を持つ日本刀のことで、戦闘において敵将と馬を同時に斬れる代物ということから、その名が付けられた。現代でも、「巨大な刀」という見た目のインパクトや、馬ごと敵を斬(き)るという豪快なイメージから、漫画などに登場することもある。タイトルから推察すると、本作はその斬馬刀を扱って戦うロボットたちの姿が描かれることになりそうだ。
すでにエイブラムスは企画・製作総指揮を務めたドラマシリーズ「FRINGE/フリンジ」や「エイリアス」などで製作と脚本を務めたモニカ・ブリーンとアリソン・シャプカーという女性チームを雇い、脚本作業を進めており、制作はエイブラムスの製作会社バッド・ロボットが手掛けるとのこと。
戦国時代を舞台にしたSFロボット映画という、聞いただけでは何とも荒唐無稽(むけい)な作品となりそうなこの企画。エイブラムス監督がメガホンを取るのかは不明だが、往年の名作SFシリーズ『スター・トレック』を見事によみがえらせて大ヒットに導くなど、いまやハリウッドきってのヒットメーカーである監督が手掛ければ、時代に残る名作時代劇になること間違いなし?(編集部・入倉功一)
映画『SUPER8/スーパーエイト』は6月24日より全国公開