シュワちゃんの『ターミネーター』が再起動!『ワイルド・スピード』ジャスティン・リンが監督で映画製作スタジオ募集中
俳優復帰宣言後、その芸能活動がメディアの注目を集め続けているアーノルド・シュワルツェネッガーが、自身の当たり役「ターミネーター」を再び演じることになるかもしれない。
カリフォルニア州知事を退任後、米国最大手のタレントエージェンシーCAA(クリエイティブ・アーティスト・エージェンシー)と共に、本格的な出演作選びに入っていく姿勢を明らかにしていたアーノルド。デッドラインやハリウッド・リポーターによれば、このほどCAAがアーノルドの代表作『ターミネーター』シリーズを製作する権利を映画スタジオ向けに売りに出したとのこと。この権利には、CAAと契約している『ワイルド・スピード MEGA MAX』のジャスティン・リンが監督を務めることも含まれたパッケージ企画となっており、脚本については決まっていないとのこと。
うわさでは、現時点で、アーノルドの出演料やリンの監督料を含まずとも、約3,600万ドル(約30億6,000万円)の買い付け金額が付けられているというこのパッケージ。米ユニバーサル映画とソニー・ピクチャーズ、ライオンズゲートが買い付けに名乗りをあげている。同シリーズの北米配給における権利は、2018年に1作目と2作目を監督したジェームズ・キャメロン監督に戻る予定となっているため、その前の映画化を狙う3社による、激しい権利争奪線がこれから行われることになりそうだ。シリーズファンとしては、早く決着をつけて、映画化を実現し、アーノルド演じるT-800の姿を観せてほしいといったところか。
映画『ターミネーター』シリーズの権利については、前作『ターミネーター4』を製作したハルシオン・ホールディング・グループの破産後、サンタ・バーバラを拠点としているヘッジファンドPacificorが、2,950万ドル(約25億750万円)で権利を獲得していた。ソニーとライオンズゲートは、このとき同シリーズの権利を同社と最後まで競っている。(編集部・入倉功一)(1ドル85円計算)