小栗旬&長澤まさみ、上高地の山開きに参加 開山祭では『岳 -ガク-』のヒットを祈願
27日、映画『岳 -ガク-』で約7年ぶりに共演した小栗旬と長澤まさみが、同作の撮影が行われた長野県・上高地を約1年ぶりに訪れると、登山客と共に開山祭に参加し、1年の安全と同作のヒットを祈願した。長澤はプライベートでも今年は登山に挑戦することを明かすなど、小栗と共にすっかりの山の魅力のトリコになった様子だ。
27日に開山を迎えた上高地で、小栗と長澤は、本作の片山修監督や原作者・石塚真一と共に、一般客に混ざって朝7時から登山を開始。約1年ぶりとなる上高地に小栗は「久々に戻ってきたな、という感じ。近くで見ると、やっぱり山は力強いと感じます。山が大好きな人の役をやっていたので、山にいる間はずっと楽しかったんですよね」と役にどっぷりと浸かっていたときの気持ちを思い出した様子。撮影中は好機を狙って待機する場面も多々あったらしく、「(奥穂高岳の撮影で)山頂に行けるとなったときは『今撮らなきゃ!』という気持ちが強かったですね。後でヘリの空撮の映像を見たら、すごい景色だな、と改めて思いました」と撮影の裏話を披露した。
その小栗に、「今年は山登りするって言っていたよね?」と話を振られた長澤は「もちろん目指すはエベレストですよ! 無酸素登頂で! って、いきなりは無理ですけど…(笑)」と笑いを誘うと、撮影中のことを思い出して「冬山の撮影はすごくまぶしかったな。今日は、梓川を流れる雪どけ水が透き通っていてすごくきれい!」と目の前の自然の美しさに目を奪われているようだった。
前日夜は遅くまで雨が降っていたものの、この日は足場も悪くなく、開山を祝い1年の安全を願う開山祭には例年を上回る約2,000人が訪れた。そこへゲストとして登場した小栗と長澤は大歓迎を受けながら、本作の大ヒットを祈願。国内登山人口が1,000万人以上ともいわれる山ブームの現在だが、小栗は「目標まで行かなくても、天候が悪かったり体調が優れない場合は、迷わず下山すること。 そして、服は多めに持って行った方がいいと思います」と作中の役柄よろしく、登山は安全を優先してこその楽しみであると“山のプロ”らしい発言をしていた。
本作は、人気コミック「岳 みんなの山」を原作に、山岳遭難救助をリアルに描いた山岳ドラマ。高度な山岳技術を持ち、山の恐ろしさを知る主人公にふんするため、小栗は食事や筋肉トレーニングで体を大きくし、真冬の登山訓練やクライミング訓練を積むなど徹底的な役づくりをして撮影に臨んだ。ヒロインの新人救助隊員には、小栗とは映画『ロボコン』以来約7年ぶりに共演する長澤まさみを迎え、ほかの共演者には佐々木蔵之介、石田卓也、市毛良枝がいる。(編集部・福田麗)
映画『岳 -ガク-』は5月7日より全国東宝系にて公開