ウルトラマン、中国で邦画史上最大のヒットを記録 小泉元首相も出演のオールスター映画
今月より中国で公開されている映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』が、中国国内で邦画史上最大のヒットを記録している。公開初週の興行成績は1,420万人民元(約1億7,040万円)で、興収ランキング4位に初登場。このニュースには本作のプロデューサーを務めた岡部淳也もツイッター上で喜びを表現している。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』場面写真
中国でも高い人気を誇る「ウルトラマン」シリーズだが、劇場版が映画館で上映されるのは本作が初めて。日本映画としては過去最大規模の1,000館以上での公開となり、5月9日から15日の興行収入は約1億7,040万円を記録。円谷プロダクションの担当者によると、この数字は、邦画としては中国で過去最大のものだという。
この報を受け、本作でプロデューサー・脚本・ビジュアルスーパーバイザーを務めた岡部は、ツイッターで「邦画歴史史上、中国公開では最大ヒットだそうです!プロデューサー、脚本・特撮を手がけた者として嬉しい限りです」と喜びをファンと共有している。また、「僕の脳内では、銀河伝説の次は、地球でガンガン地上戦&強化スーツに包まれた強い防衛隊員チームでした」と本作の続編の構想があったことも明かしているものの、すでに岡部が円谷プロダクションを退社していることから、この構想で「ウルトラマン」が作られる可能性については否定している。それでも、「特撮技法も含め予算内想定でのイメージはあったのですが、これは全く別に、近い将来でと妄想しているので、奇跡の実現の際は是非ご覧になって下さい」とファンに期待を持たせた。
中国では『宇宙英雄之超銀河伝説THE MOVIE』として公開されている本作は、総勢100体の大怪獣軍団とウルトラ戦士との一大決戦を描いた作品で、日本では2009年の公開。つるの剛士、五十嵐隼士、杉浦太陽らおなじみのウルトラ戦士が変身前の姿として登場するのはもちろん、元内閣総理大臣の小泉純一郎がウルトラマンキングの声を務めたことも話題になった。(編集部・福田麗)