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黒柳徹子が号泣、弔辞で長門裕之さんとの「徹子の部屋」でのエピソードを語る

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長門さんとのたくさんの思い出と、感謝を述べた黒柳徹子
長門さんとのたくさんの思い出と、感謝を述べた黒柳徹子

 24日、東京・港区の善福寺麻布山会館にて営まれた、俳優・長門裕之さんの告別式で、親交の深かった黒柳徹子が弔辞を読んだ。黒柳は「シェイクスピアは「人生は芝居だ」と言いましたが、あなたの人生を考えてみると、本当にそうだったと思ってしまいます」と長門さんとの思い出を振り返るかのようにゆっくりと語った。

 女優で長門さんの妻の故・南田洋子さんと黒柳は、デビュー当時から親友同士。南田さんから長門さんと結婚することを聞いたとき、南田さんと抱き合いながら喜ぶ黒柳の姿を見た長門さんが「一生忘れないよ」とうれしそうに言ったこと。長門さんが、弟で俳優の津川雅彦に「お前と洋子が岸壁に立っていて、どっちか(がけから)落とせっていわれたら、おれは迷わず洋子を落とす。それくらいおまえを愛している」と話し津川がうれし泣きしたこと。でも、翌日には「そんなこと言ったっけ? 二人共突き落とすと思うよ」と言って、みんなを笑わせたこと。そして、2008年に長門さんが「徹子の部屋」に出演した際、「洋子が外に出掛けて、周りの人にいろいろと聞かれないように」という思いから、公に南田さんが認知症で介護が必要である身であることを打ち明けたと語ったことなど、黒柳からは、次から次へと、とめどなくあふれるように、長門さん、そして南田さんとのエピソードが語られた。

 さらに黒柳は、「たった一度だけ、長門さんが、二人で死んでしまおうか、と南田さんに言ったことがあったらしいんです」と明かし、「そのとき、意識がはっきりしていなかった南田さんが、正面から長門さんを見て、それはだめよって……。明るく振舞っていたけれど、とても頭の良かった南田さんが、どんどん記憶をなくしていく姿を見るのは、たまらなかったんだろうなって思います」と当時の長門さんへの思いを語った後、「それでも長門さんは、南田さんの介護をしているのが『人生で今が一番楽しい、幸せなんだ』と話してくれました。幸せそうな、あなたの無邪気な笑顔が大好きでした。あきおちゃん(長門さんの本名)素晴らしい愛をありがとう」と涙で声を詰まらせた。(編集部・森田真帆)

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