『さや侍』で主演デビューの謎のおっさん・野見隆明 内容も知らされず撮影開始！衝撃のデビューを語る
松本人志監督の映画『さや侍』で衝撃の主演デビューを飾った、一般人の「おっさん」野見隆明が、撮影現場で繰り広げられた、驚きの撮影エピソードを語った。
本作は、脱藩の罪で捕らえられた、刀を持たない侍の勘十郎（野見）が、成功すれば無罪放免となる、30日間で若君を笑わせなければならない「三十日の業」という刑を言い渡されたことから、娘のたえ（熊田聖亜）と共に若君を笑わせようと奮闘する姿を描き涙を誘う、松本監督によるオリジナルストーリー。勘十郎を演じた野見は、今から8年前、松本監督が素人のおじさんたちをいじり倒す早朝のバラエティー番組「働くおっさん人形」に出演したことがきっかけで松本に見いだされた。「働くおっさん人形」に続く「働くおっさん劇場」以来、約4年ぶりに吉本興業から声を掛けられたという野見は、「なんかよくわからなかったんですけど、取りあえずDVDを作るから来てくださいって言われたので、（吉本に）行ったんです。それで、山の中で着物を着て、走ってくださいって言われて、走りました……」と映画の内容も知らされないまま撮影が開始するという、前代未聞の出演オファーを振り返った。
作中、若君を笑わせるため、たえと共にあの手この手でいろいろなことに挑戦する勘十郎。逆バンジーをやってみたり、人間ロケットになってみたり……。数々の過激なネタに挑戦した野見だが、本人は平気な様子。一番面白かった挑戦を聞くと、「逆バンジーは、すごく楽しかった。僕、遊園地のジェットコースター大好きなんですよねぇ」と語った。
また、現場ではとにかくスタッフから言われるがままに演じていたが、ある日松本監督の声が聞こえたことで、ようやく誰が監督かわかったという野見。「実は、今までちゃんと会ったことがなかったんですけど、松本さんは意外とかっこよかったです！」と松本監督の印象を語った。
また、好きなものは中華料理とコーヒー。好きな女性のタイプは、本作で共演を果たした、りょうのような優しい人だという。「劇場に行って、映画を観て、おいしいご飯を食べて、それからお台場に行きたいですね」と自身の理想のデートを語る野見は現在54歳。「いま彼女募集中でーす！」とキュートな癒やし系笑顔を振りまいていた。（編集部：森田真帆）
映画『さや侍』は6月11日より全国公開