山本太郎、脱原発デモに顔だし!「フリーで役者やってます!」と自己紹介し「声を上げれば日本は変えていける」に拍手喝さい!
東日本大震災から3か月の節目となった6月11日、日本各地で脱原発を訴える大規模なデモが行われ、横浜でのアクションには“反原発発言”で波紋を呼んだ山本太郎も現れた。
「原発を停止する、再稼働しない、増設しない。20ミリシーベルトなど被ばく基準の緩和に反対する。原発から自然エネルギーへシフトする」という3つの条件を掲げた“6.11脱原発100万人アクション”は、全国約150か所、さらにはフランス、香港と、世界中にまで広がり、日本でも多くの人が立ち上がった。新宿では東口のアルタ前にも多くの人が“原発反対!”というプラカードを掲げ、「脱原発!」の声を上げてデモ行進に参加。若者からお年寄り、親子連れまで年齢層は幅広く、父親に肩車をされながら“脱原発”の風船を持った子どもの姿も多く見られた。警察官も多数動員され、新宿は一時警官とデモの列で騒然となった。
これまで年間20ミリシーベルトという基準値に真っ向から異議を唱えてきた山本太郎も、前日にはツイッターで激励。6月17日に初日を迎える舞台「太平洋序曲」が終わるまで、ツイッターではつぶやかないと宣言していた山本だが、10日の深夜、「舞台終わるまで呟かない?一呟だけ許して。今日6・11は日本全国、そして世界でもデモ&パレードがある。お時間許す方、是非参加を。一人じゃない!って力を貰えます。沢山の方々が繋がれます様に。稽古中の僕ですが、想いは皆さんと一つ。声を上げて変えて行きましょう♪日本の主役は国民だ!」と、熱いメッセージを伝えた。
そして当日、山本はまさに日本中と思いを一つにするように、横浜・桜木町駅前での脱原発アクションに現れた。「フリーで俳優やってます、山本太郎です!」といつも通りの笑顔であいさつをした山本に、デモの参加者たちは拍手喝さい。山本は「今から舞台けいこに行かなければ行けないのですが、皆さんの顔を見て、エネルギーをもらおうと思ってここに来ました。3.11以降情報がシャットダウンされ、これまで通りの生活を続けている人が多い中、これだけ多くの仲間が集まってくれたことが本当に心強いです。原発は、この国には合いません。これだけの事故が起こったというのに、国がまったく動かないのは、目の前の利権や金に左右されているとしか考えられません。今変えていかなければ、日本はいつ変わるんだって思っています。ひとりひとりの力は本当に小さいけれど、みんなで声をあげていけば変えていける! 頑張っていきましょう!」と真剣な表情で訴えかけた。
海外から「NOと言えない日本人」と言われ続けてきたわたしたちの国で、こんなにも大きな「NO!」という声が上がったのだ。その声が、子どもたちに残す未来にどんな変化をもたらすのか。これからの日本の姿をわたしたちは、自分たちの目でしっかりと確かめていかなければならない。(編集部:森田真帆)