マイケル・ジャクソン、新作MVはファンによる手作り!世界103か国から応募が殺到
6月25日に命日を迎えるマイケル・ジャクソンさんの最新ミュージック・ビデオ(MV)「ビハインド・ザ・マスク」がオフィシャルサイト上で公開されている。同MVの制作プロジェクトは今年3月よりスタートし、世界中から出演者を募るというアイデアが話題を集めた。最終的には世界103か国から応募があり、日本からの投稿を含む1,600本の動画が採用されたという。
今回公開された4分31秒のMVは、人種も国籍もさまざまなマイケルさんのファンたちが投稿したダンスや歌、さらには演奏動画から構成されたもので、マイケルさんが世界中で愛されていることを改めて認識させる仕上がりに。世界103か国から応募の集まった動画の中からよりすぐりの1,600本ということで、そのクオリティーもさすがの一言だ。生前、マイケルさんも似たような手法をMVの制作に用いていたこともあり、関係者は「マイケルとファンのきずなを表現するのに、これ以上のプロジェクトはないだろう」と手応えを感じている様子だ。
プロジェクトに参加したファンも、動画が解禁されるまで自分のものが採用されているかどうかわからないということで、今回の動画は公開されるやいなや世界中で話題になっている様子。監督を務めたデニス・リウも「世界中の人々がマイケル・ジャクソンというたぐいまれなアーティストの精神のもとに一堂に会し、マイケルへの思い、それぞれのクリエイティブな歌声やダンス、音楽的な才能を共有する瞬間に立ち会えたことはとても感動的で、何より光栄なことだった」とマイケルさんへの尊敬の念を持って、多くの人々共に作り上げたことを明かしている。
同曲は、坂本龍一の作曲によるYMOの名曲「Behind the Mask/ビハインド・ザ・マスク」のマイケルさんによるカバー。オリジナルは先日発売されたYMOのベストアルバムにも収録。マイケルさんは同曲を大ヒットアルバム「スリラー」に収録する予定だったが実現せず、昨年12月に発売されたアルバム「MICHAEL」に初収録された。
没後2年がたとうとする現在も、いまだ多くの人を魅了してやまないエンターテイナーのマイケルさん。晩年はスキャンダラスな話題で取り上げられることも多かったが、今を生きるファンたちが、その才能は唯一絶対のものであったことを証明してくれているMVだ。
アルバム「MICHAEL」は発売中 価格: 2,520円(税込み)