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「名探偵モンク」DVDリリース、角野卓造のやりたい役は「文化系の軟弱な人間」

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「僕みたいな人間ですから……」と謙虚な角野卓造
「僕みたいな人間ですから……」と謙虚な角野卓造

 24日、過去にエミー賞を8部門で受賞した海外ドラマ「名探偵モンク」のDVDリリースにあたり、主人公モンクの吹き替えを務めている俳優の角野卓造が、ビームテレビセンターにて行われたCMナレーション収録を公開した。収録後は長い付き合いとなった主人公への思いや共通点、今後新たに挑戦したい吹き替えキャラクターへの希望などを明かした。

 本作は、妻が殺害された事件がきっかけで、極度の強迫観念にとらわれてしまったサンフランシスコ警察の元刑事エイドリアン・モンクが主人公の、1話完結型の謎解きミステリードラマ。モンクが潔癖症や高所恐怖症など数々の神経症を克服すべく悪戦苦闘しながら、天才的な能力を発揮して事件を解決する姿をユーモラスに描く。本国アメリカでは2002年に放送開始され、これまでエミー賞のコメディーシリーズ部門主演男優賞、テーマ音楽賞などを受賞している。

 日本では2004年より現在まで継続して放送され、シリーズを通してモンクの声を角野が担当。この日登場した角野は、38もの恐怖症を抱える、リハビリ中の元天才刑事というユニークなキャラクターを演じていることについて「モンクは病的なところもある、変わったキャラクターなので最初は戸惑いました。でも彼のキャラクターを愛せるようなストーリー展開になっているので、やっていくうちにのめり込んでいきましたね」と今ではすっかり愛着がわいている様子。

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 また、主人公モンクのようなクセやこだわりがあるか聞かれた角野は「家に帰ったら小銭を種類別に仕分けて、半年に一度、それを銀行に持って行って貯金する。お財布に入れているお札の顔の向きをそろえる。舞台のときは、毎日同じ電車に乗るようにします」と次から次へとほほ笑ましいこだわりを明かし、周囲をほのぼのムードに包んだ。

 さらに、これまでもロビン・ウィリアムズウディ・アレンの吹き替えをやったことがあるという角野だが「今後また新たな吹き替えにチャレンジするとしたら、どんなキャラクターをやりたいか?」と聞かれると「僕みたいな人間ですから……マッチョな強い人は考えられない(笑)。どちらかと言うと、(自分に合うのは)文化系の軟弱な人間というか、そこらへんによくいる人なのかな、という気がしますね」と謙虚に答えていた。そして最後に、「強い人、優秀な人が世の中をどんどん引っ張っていくのではなく、むしろモンクのようにいろんなクセがある、ある意味マイナスかもしれない人がこれだけ能力を発揮できて、温かいお話になっているのがこの作品の魅力です。そこを楽しんでいただけたら」と柔和な笑顔で作品をPRした。(古河優)

「名探偵モンク」シーズン1は7月6日にDVD‐BOX発売(価格:税込み7,140円) 発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

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