丸刈りの役所広司主演『聯合艦隊司令長官 山本五十六』に超豪華キャスト続々決定!
役所広司主演の映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六』に、柄本明、柳葉敏郎、阿部寛、吉田栄作、椎名桔平、五十嵐隼士、坂東三津五郎、原田美枝子、伊武雅刀、宮本信子ら日本を代表する豪華キャストが出演することが明らかになった。
『聯合艦隊司令長官 山本五十六』は、真珠湾攻撃によって太平洋戦争の端緒を開いた戦略家であり、日本を代表する海軍軍人として知られる山本五十六の知られざる素顔を描き出す物語。戦争に勝つことではなく、一刻も早く終わらせることを考えた山本五十六を、日本アカデミー賞常連俳優の役所広司が丸刈り頭で熱演する。先日、五十六を通して真実に気が付いていく東京日報の若き記者を玉木宏、紙面で開戦をあおり続けた東京日報の主幹を香川照之、東京日報の記者が通う小料理屋の若女将を瀬戸朝香、若女将を姉のように慕うダンサーを田中麗奈、東京日報の編集部員を益岡徹、袴田吉彦が演じることが明らかにされたが、このたび、戦争に反対しながらも、早期講和に向けて戦い続ける男たちとそれを支える女たちという新たなキャストが発表された。
五十六を海軍中央から遠ざけるために聯合艦隊司令長官に任命する海軍大臣・米内光政に柄本明、五十六や米内と共に三国同盟阻止に尽力した軍務局長・井上成美に柳葉敏郎、五十六と同じく反戦を唱える数少ない海軍司令官の一人である山口多聞に阿部寛。そして、五十六のそばで半生を見届ける三宅義勇作戦参謀に吉田栄作、五十六の懐刀としてたぐい稀な才能を発揮する黒島亀人先任参謀に椎名桔平、戦争はやってみなければわからないという考えを持つ軍令部総長・永野修身に伊武雅刀、零戦パイロット・牧野幸一に五十嵐隼士がふんする。
また、五十六の姉・高橋嘉寿子を宮本信子、妻の禮子を原田美枝子、五十六の唯一無二の親友で元海軍中将の堀悌吉を坂東三津五郎が演じる。そのほか、第一航空艦隊司令長官・南雲忠一を中原丈雄が、聯合艦隊参謀長・宇垣纏を中村育二が演じる。この豪華な顔ぶれについて役所は、「これまでご一緒させていただいた俳優さんとも、初共演となる方とも、特殊な衣装である軍服を着て改めて、『一緒に戦艦に乗ろう!』と言葉を交わしたときに、不思議な連帯感が生まれたような気がしました」と気が引き締まった様子を明かす。「いい緊張感を持って、最後までキャスト全員で持続できたら」と撮影まっただ中の心境を語った。
本作でメガホンを取る成島出監督も「役所さんを筆頭に、日本の映画界でも人気・実力を兼ね備えた方々が、これだけ勢ぞろいすることはまれ」と出演者について触れ、「この豪華キャストだからこそ撮れる、ここ何年かないほどのすそ幅の広さを持った作品」だと本作をアピール。「今の世の中で失われてしまった人間関係、家族愛、りんとした表情、この名優達が奏でるハーモニーを劇場で楽しんでいただけることを願っています」と作品に込めた思いを明かした。
『聯合艦隊司令長官 山本五十六』は、米国日本大使館の勤務経験を持ち、日米の国力の差を誰よりも把握していた大日本帝国海軍の軍人・山本五十六の知られざる素顔を描く物語。戦争賛美の世の中において、次代を生きる子どもたちのためを思い戦った男たちの生きざまが感動を呼ぶ歴史スペクタクル超大作だ。(編集部・小松芙未)
映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六』は12月23日より全国公開