嵐・相葉雅紀が映画ナレーション初挑戦!『日本列島 いきものたちの物語』製作決定!
豊かな自然に恵まれた日本列島を舞台に、生物の知られざる姿を切り取った自然ドキュメンタリー映画『日本列島 いきものたちの物語』の製作が決定し、嵐の相葉雅紀がナビゲーターを務めることが明らかになった。相葉が映画でナレーションを担当するのは本作が初めて。実際に撮影現場にも足を運び、肌でいきものたちを感じて臨むほどの気合の入れようだ。本作の制作は、NHKスペシャル「プラネットアース」などで自然科学番組の制作に定評のあるNHKエンタープライズが担当。生物の営みをつぶさに描き出す本格的な感動ドキュメンタリー映画が誕生する。
『日本列島 いきものたちの物語』は、亜熱帯から亜寒帯まで南北3,500キロ、豊かな気候風土に恵まれた日本列島に生息するいきものたちに密着したドキュメンタリー映画。ヒグマやニホンザル、ウリボウ、キタキツネ、アザラシ、ニホンジカなどを「家族愛」をテーマに描き出したドラマチックな物語だ。撮影は現在も行われており、2009年7月のスタートから実に2年半もの歳月をかけて完成する。北海道・稚内から沖縄・西表島まで全国20都道府県、約30か所で撮影され、岩合光昭や中村征夫など日本トップレベルのカメラマン総勢20名以上が参加している。
スケールの大きさを感じさせる本作で、メインのナビゲーターを務めるのは嵐の相葉雅紀。映画のナレーションは初挑戦となるが、動物たちのドラマの多様性をナレーションでも表そうと複数の豪華ナレーターが予定されている本作において、作品の中軸を担う大役に抜てきされた。動物番組にレギュラー出演し、大の動物好きとしても知られている相葉は、ナレーションに挑むにあたり、屋久島で日本猿の親子を撮影していたカメラマン・岩合の現場を訪問。「屋久島でしか感じられない空気、景色、におい、肌で感じるもの、すべてが新鮮でした」と感激し、「いきものたちの親子の愛情であったり、群れの中での関係性には、人間の営み以上の『喜怒哀楽』を感じました」とコメント。自身のナレーションのヒントと手応えを得たようだ。
そして、いきものたちから「コミュニケーションの重要性」を改めて感じたという相葉は、「今のリアルな日本列島の自然や、いきものたちを映し出している映画」と本作を表現し、強い意気込みを見せた。先日、小笠原諸島と平泉がユネスコ世界遺産に登録されたばかりのわれらが日本。東日本大震災で多くのものを失い人々が心を痛めている今、日本が持つ四季折々の自然の豊かさ、いのちの営みやそこから生まれる愛を本作で再発見し、未来への活力としたい。(編集部・小松芙未)
映画『日本列島 いきものたちの物語』は2012年初春公開