エリザベス・テイラーさんの私物、オークション前に世界中で展示会ツアーへ
3月にうっ血性心不全のため79歳で亡くなったエリザベス・テイラーさんの私物が、12月に予定されているオークションの前に世界をまわる展示会ツアーで公開されることになった。
ガーディアン紙(電子版)によると、テイラーさんの私物は、貴重な宝石や芸術品、洋服類などがクリスティーズによって12月にオークションにかけられることが決まっているが、これらの品を集めた展示会ツアーが9月から開催され、モスクワ、ロンドン、ドバイ、ジェノヴァ、パリ、香港とロサンゼルスを回って、12月にニューヨークへ戻ってくるという。展示品は個人の所有物ながら博物館並みの豪華さとなるよう。なかでも、エリザベスさんが元夫のリチャード・バートンさんからバレンタインにプレゼントされ、中世イングランドのメアリー女王も所有したといわれる真珠「ラ・ペレグリーナ」が大きな目玉となるよう。
クリスティーズはこのツアーについて、「エリザベス・テイラーは真のアイコンであり、国際的な映画やファッション界のスターであったたぐいまれな女性であり、愛すべき母親であり、成功した企業家女性、そして寛大な人道主義者でもありました。今回の展示会が世界をめぐることで、そんな彼女を世界中の人に見てもらえるでしょう。彼女の愛した多くの持ち物は、私たちをエリザベス・テイラーの精神に近づけてくれ、喜びと驚き、霊感を与えてくれでしょう」と語っている。(竹内エミコ)