東宝芸能、復興へのメッセージビデオを公開!長澤まさみ、水野真紀ら所属俳優54名が出演
3月11日に発生した東日本大震災を受け、長澤まさみら東宝芸能所属俳優総勢54名が出演しているビデオ「復興へのメッセージ~“いつか”プロジェクト~」が公開されている。それぞれの俳優が復興への思いを熱く語った同ビデオはインターネット上で観られるほか、全国のTOHOシネマズ、PARCO劇場、帝国劇場でも上映される予定だ。
7月11日より公開されている同ビデオは、約3分と短いものではあるものの、総勢54名にも及ぶ俳優が「あなたが大切にしているものをまず大切に!!」「明日につながる未来のために!」といったそれぞれの思いを込めたメッセージを語っているもの。メッセージを寄せているのは、長澤まさみ、村井国夫、羽野晶紀、高嶋政伸、宮本信子、高橋由美子、瀬奈じゅん、一路真輝、水野真紀、今井清隆、高嶋政宏、シルビア・グラブ、田中美里、斉藤由貴、沢口靖子など。タレントごとの個性が際立っている同ビデオの全編にわたって流れているのは、今年の「第7回東宝シンデレラオーディション」でグランプリを獲得した上白石萌歌と審査員特別賞を受賞した上白石萌音の姉妹による斉藤由貴のシングル「いつか」のカバー曲。ビデオが内包しているメッセージをより伝えてくれる歌となっている。
担当者によると、1963年の創業以来、こうした形でタレントを動員する企画は初めてだという。東宝芸能は今回のビデオ制作にあたって「私達は『今、何をしたらいいのか?何をすべきなのか?』と、自問自答の日々を送ってきました。そして、時間が経てば経つほど、復興への道はかなり険しく、長い苦悩を要することもわかってきました」というメッセージをオフィシャルサイト上に掲載しており、それだけに、震災で世の中が沈んでいるときに、エンターテインメント業界に何ができるのかと模索した末の企画ということがうかがえる。
このビデオはオフィシャルサイトのほか、YouTubeにも掲載。そのほか、7月15日からは東京・PARCO劇場のロビーで、7月16日からは全国41か所のTOHOシネマズで、7月17日からは帝国劇場のロビーでも上映される予定だ。人と人とのつながりを再確認させてくれる今回のメッセージが、さまざまな形で被災地への支援につながることを願いたい。(編集部・福田麗)