震災後初のハリウッドスター大型来日!『トランスフォーマー』主演&監督が日本に降り立つ!日本語であいさつも
16日、映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の記者会見が、大阪市のセント レジス ホテル大阪で行われ、主演のシャイア・ラブーフとロージー・ハンティントン=ホワイトリー、そしてマイケル・ベイ監督が、報道陣の前に姿を現し、来日の喜びを交えながら、本作について語った。東日本大震災後初のハリウッド大型来日となった。
映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』写真ギャラリー
3月11日の東日本大震災発生後、原発事故の影響も大きく、海外からの渡航者が減少。映画界では大物スターの来日がない、寂しい状況が続いていた。そのような中、久々の大物スターの来日とあって、この日の会見場には多くの報道陣が。シャイアやロージー、ベイ監督が一人ずつ会見場に登場すると、その度にまばゆいばかりのフラッシュが一斉にたかれた。
はじめに来日の喜びを語ったベイ監督は、「震災の際には、テレビのニュースを見て、非常に心を痛めていました。しかし、日本の人々は、非常に勇気があり、粘り強い。福島で今がんばっている人たちは、真の英雄だと思っています」と3月11日に発生した東日本大震災、そして福島の原発事故に苦しむ人々にエールを贈った。一方、軽快な足取りでステージに登場したシャイアは、「マイド!」と関西弁でのあいさつを披露。また、今回が2度目の来日になるというロージーも「おはようございます。わたしはロージーです。お元気ですか?」と日本語であいさつし、集まった報道陣を沸かせた。
ベイ監督が「僕のアイドル」と語るジェームズ・キャメロン監督も太鼓判を押した、圧倒的な、最高水準の3D映像で機械生命体の戦いが描かれる本作。ベイ監督は「『トランスフォーマー』は皆さんに子どものころを思い出させる映画。大人も含めて、皆が子どもに戻って楽しめる」とシリーズが世界中で愛されてきた理由を説明。1980年代に少年時代を過ごし、トランスフォーマーのおもちゃにふれてきたシャイアも「男の子にとってのバービー人形のような存在」と同意し、「現実逃避ができる、『スター・ウォーズ』や『ジュラシック・パーク』のような作品。しかもそれが3Dで楽しめるんだ」と本作のクオリティーに大満足の様子。また、今回がシリーズ初参加となったロージーは「夢が本当にかなった。毎日のように色々な人にあって、刺激を受ける、貴重な経験になった」と本作に参加した喜びをコメントした。
また、この日の会場には、作品の主要メカ、バンブルビーとオプティマス・プライムの巨大フィギュアが。「後で買わせてもらえないかい?」とまさに子ども心たっぷりの笑顔で聞いていたベイ監督は、自身の評価について「批評家はマイケル・ベイを嫌っている」とコメント。「でも批評家も、今回の作品のラスト1時間は、映画史に残るものだと言っているよ」と作品のクオリティーに絶対の自信を見せていた。そして最後には、6年間続いたシリーズについて、「全部が日本から始まった。日本のおもちゃがあったからこそこの作品があった。本当に感謝しています」と日本への感謝を述べた。
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』はシリーズ初の3D作品として製作された、マイケル・ベイ監督のロボットアクション完結編。あらゆる機器にトランスフォーム(変形)する金属生命体と人類との、地球の存亡をかけた戦いが、圧倒的なスケールで描かれる。今回の来日は、ロシアのモスクワから始まったプロモーションツアーの一環で、ワールドツアー最後の地として大阪が選ばれた。この日、限られたスケジュールの中で、3人は精力的なPR活動を行う予定となっている。(編集部・入倉功一)
映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は7月29日より全国公開