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性犯罪の加害男性=父親を探す少女という難役で映画デビュー!平野茉莉子主演『ネムリユスリカ』公開決定 イギリスでは高評価

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『ネムリユスリカ』
『ネムリユスリカ』 - (C) 2011 SUPERSAURUS

 性犯罪により生まれた少女と、その家族の絶望と再生を描いた映画『ネムリユスリカ』が、11月にシアター・イメージフォーラムほかにてレイトショー公開されることが決定した。主演を務めた平野茉莉子は、本作が映画デビューだが、裸体までも披露し、母を犯した憎むべき犯人が父でもあるという難役に体当たりで挑戦した。タイトルの“ネムリユスリカ”は、干からびた大地でも生き延びる驚異の生命力を持つアフリカの砂漠に生息する昆虫の名前で、「いかなる絶望にも生き延びよ」というメッセージが込められている。

 ひきこもりの青年の自立を描いた映画『青の塔』、加害少年の罪の行方を見つめた映画『カタルシス』など社会的な問題を題材とした映画を手掛けてきた坂口香津美の監督第3作となる本作は、ロッテルダム国際映画祭にも出品された作品。言葉が話せない母・琴野、介護が必要な祖父・櫂(かい)、レイプにより生まれた子・夏芽が、憎むべきレイプ犯であり、父でもある男を探すため、時には体も売るマッサージの仕事をしながら続ける遊牧民のようなバンでの車中生活を描いている。

 イギリスの映画雑誌「Screen International」から「恐ろしいほどダークな作風の傑作。驚くほど破壊的で残酷なストーリーだが、同時に見事なまでによく出来ていて非常に見応えがある」との高い評価も受けた本作。小澤征爾や佐渡裕といった世界的な音楽家たちも注目する15歳のピアニスト小林愛実が、夏芽の腹違いの妹役で出演し、全編を優しいレクイエムのようなピアノの音色で彩っている。

映画『ネムリユスリカ』が11月よりシアター・イメージフォーラムほかにてレイトショー公開

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