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原田芳雄さんの遺作『大鹿村騒動記』が圏外からベストテンに 圧倒的な強さで『ハリポタ』がV2

映画週末興行成績

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原田芳雄さん最後の映画となった『大鹿村騒動記』が急上昇
原田芳雄さん最後の映画となった『大鹿村騒動記』が急上昇 - (C) 2011「大鹿村騒動記」製作委員会

 この夏は『ハリポタ』の夏として記憶されるのだろうか、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の勢いが止まらず、2週目を迎えた今週もダントツの成績で連続首位を獲得した。全国910スクリーンの土日2日間成績は動員46万2,082人、興収6億8,382万9,400円。公開10日間の累計成績は動員271万4,284人、興収39億2,926万5,450円となり、興収40億円突破も間近。シリーズ8作合計での国内興収1000億円突破まで、あとおよそ97億円という結果になっている。

原田さんの遺作となった映画『大鹿村騒動記』写真ギャラリー

 2位は、『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと白き英雄 レシラム』が同順位をキープ。公開9日間の累計成績で、累計動員128万6,219人、累計興収13億3,837万8,050円という結果になった。両作の内訳としては『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』が動員60万4,165人、興収6億2,876万3,150円で全体の47パーセント、『ビクティニと白き英雄 レシラム』が累計動員68万2,054人、累計興収7億961万4,900円で、全体の53パーセントという内訳になった。

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 3位は『コクリコ坂から』が同順位をキープ。累計動員は88万9,825人、累計興収は11億5,226万4,500円となった。そして4位は三池崇史監督、加藤清史郎主演の『忍たま乱太郎』が初登場。全国218スクリーンでの上映で、初日2日間の動員が7万917人、興収が8,573万1,100円という結果になった。

 5位も初登場で『ロック ~わんこの島~』。全国304スクリーンの公開で、初日2日間で動員6万5,378人、興収7,825万9,000円をあげた。男女比は57対43で男性客がやや多め。鑑賞の動機としては、「犬が出てくるから」が23.2パーセント、「映画館の予告・ポスターを見て」が23.8パーセント、「めざましテレビを見て」が20.2パーセント、「実話に基づいた話だから」が17.9パーセント、「感動できそうだから」が10.7パーセントという結果に。公開5週目となる『アンダルシア 女神の報復』は2ランクダウンで6位。累計動員は128万7,522人、累計興収は15億3,157万7,600円となった。7位の『SUPER 8/スーパーエイト』、8位の『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』はそれぞれ2ランクダウンとなった。

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 また、先週の12位より9位に急上昇したのが名優・原田芳雄さんの遺作『大鹿村騒動記』。原田さんの訃報が伝えられた19日から動員が一気に増えた。上映終了後には、原田さんをしのんで拍手が起きた劇場もあったという。1,000円均一という鑑賞料金もあり、24日までの累計動員は約7万2,000人を記録。現在は97スクリーンで上映中の本作だが、配給元の東映によると、今回の訃報を受けて、全国、およそ50館以上から上映依頼の連絡が来ているという。

 10位は『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』で3ランクダウン、11位は『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』がワンランクダウンという結果になった。

 今週末は、『ハリポタ』のトップの座を脅かす『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』『カーズ2』という2本の強力作が公開、激戦が予想される。そのほか、『劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン』『エッセンシャル・キリング』『ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー』『復讐捜査線』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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