『ハリポタ』撮影最終日を追った特別映像が解禁!笑うヴォルデモートやダニエル最後のメッセージなど感涙必至のメイキング
世界中で大ヒットを記録しているシリーズ完結編の映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』より撮影最終日の特別映像が解禁され、ダニエル・ラドクリフの最後のあいさつを含む貴重なメイキングが公開された。10年続いたシリーズの、本当の最後を追った同映像は、観るだけで胸にぐっとくるものがある。
今回解禁されたのは、毎日が「これが最後」の連続だったという本作の撮影の最終日を追った特別メイキング。スネイプ役のアラン・リックマン、ハグリッド役のロビー・コルトレーンらシリーズを通して出演してきた面々のあいさつをはじめとして、これでもかと言わんばかりの秘蔵映像が盛りだくさん。ダニエルがシリーズについて「どの映画のどの1コマを観ても、大事な思い出につながっているから」と振り返れば、ロン役のルパート・グリントも「(1番さみしいのは)みんなに会えなくなること」と赤裸々な心境を告白している。エマも「(映画のキャストに)選ばれたことをすごく感謝してる」というコメントとは裏腹にさみしそうな表情を見せるなど、確かに何かが終わったことを実感している様子だ。
中でもこれだけは見逃せないというのは、スタッフ・キャストを集めて最後にダニエルが行なったあいさつ。「僕はここが大好きです」と心の底から振りしぼるように口にしたダニエルは「人生そのものだったし、感謝してます。皆さんのお陰でやってこれたから」と時には涙をこらえるような表情を見せながら「どの瞬間をとっても大切な思い出です。ほんとにありがとう」と最後のあいさつを締めくくった。すると周りからは盛大な拍手が。ダニエルが涙ながらにルパート、エマと抱擁を交わす場面も見られた。
わずか3分足らずでありながら、まさに10年間を締めくくる1日を集約したといっても過言ではない今回のメイキング。作中では悪役然していたヴォルデモートことレイフ・ファインズがメイクもそのままに朗らかに笑っている場面などは、ここでしか見られないものの一つ。原作者のJ・K・ローリングは「一連の作品はチームワークのたまもの。映画界の才能豊かな人たちとご一緒できたこと、そして信頼関係を築けたことはわたしの自慢。このシリーズに関わった経験は宝物だわ」と映画シリーズの思い出を振り返っている。「もう次はない」ということを実感し切れていないのは、ファンだけでなく、スタッフやキャストも同様。『ハリポタ』の裏にあるもう一つの物語がうかがえる特別メイキングとなっている。(編集部・福田麗)
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は公開中