主演・阿部寛の第一子誕生報告に、『麒麟の翼』若手共演者らが「ダンディーなお父さんになる」
31日、毎年7月の恒例行事である日本橋の橋洗いイベントが開催され、阿部寛主演の映画『麒麟の翼~劇場版・新参者~(仮題)』に出演する若手俳優の松坂桃李、菅田将暉、竹富聖花らが出席し、主演の阿部に女児が生まれたことを知らされて、驚きの表情を見せていた。
本日付で、「私事ですが、元気な女児を授かりました。母子ともに健康です」というコメントと共に、先月6月23日に第1子となる女児が生まれたことを公式サイトで発表したばかりの阿部。そのことを知らされていなかった3人は一様に「えー!」と驚きの表情を見せた。松坂は「ダンディーなお父さんになるんじゃないでしょうか。阿部さんというと、ドラマ『結婚できない男」のイメージがありますけど、実際はそういうイメージではなく、ダンディーな方。こんなすてきなパパだったら、娘さんもうれしいだろうなと思います」と本作で共演した主演俳優を祝福した。
本作は、東野圭吾の9作品累計で820万部を突破する“加賀恭一郎シリーズ”最新作にして、TBS系ドラマ「新参者」の続編。日本橋の中央に設置されている「麒麟像」の前で起きた殺人事件から「人間のきずなとは何か」を問いかける内容となっている。そんな本作の撮影もようやくクランクアップ。そこで本作の撮影で世話になった「日本橋」への恩返しをすべく、3人の若手キャストが浴衣姿で橋洗いの手伝いをすることになった。
江戸時代に五街道の起点となった日本橋と言えば、1603年に初代の「日本橋」が架橋され、現在の「日本橋」は今年で20代目で、架橋100周年という節目の年を迎えている。そんな橋をきれいにしようと訪れた人たちはおよそ1,500人以上。昭和46年から行われている本イベントだが、3人も子どもたちと一緒になってデッキブラシを手にとり、橋をゴシゴシと掃除していた。
掃除を終えた菅田は「自分たちがお芝居をしたところを掃除できるのは気持ちいいですね」とすがすがしい表情。松坂も「地元に対する愛を感じますよね」としみじみ。さらに竹富も「地域のみんなで日本橋をきれいにしようという行事があるというのが素敵ですよね」と付け加えた。
TBSドラマ「新参者」では人形町が舞台となり、日本橋周辺に足を運ぶ視聴者も多かったという。1999年には現役の国道道路橋としては初となる重要文化財に指定されるなど、人々に愛されてきた名橋「日本橋」。掃除してきれいになった「日本橋」は、本作をきっかけにさらなる注目を集めることになりそうだ。(取材・文:壬生智裕)
映画『麒麟の翼~劇場版・新参者~(仮題)』は2012年1月全国公開