アンジェリーナ・ジョリー、サラエボ映画祭で名誉賞を受賞「泣いてしまいそうで怖い」とブラピに打ち明け
アンジェリーナ・ジョリーが、サラエボで開催された第17回サラエボ映画祭に出席し、名誉賞に当たる「ハート・オブ・サラエボ」賞を受賞した。
アンジーはパートナーのブラッド・ピットとともに授賞式に出席し、主演男優賞のプレゼンターを務めたが、自身も、世界のさまざまな難題に積極的に取り組んでいる姿勢を称えられ名誉賞を授与された。アンジーの監督デビュー作となった映画『イン・ザ・ランド・オブ・ブラッド・アンド・ハニー(原題)/In the Land of Blood and Honey』をサラエボとブタペストで撮影したが、ボスニア紛争を舞台にイスラム系ボスニア人の女性とセルビア人男性の恋を描いた本作は、当初、性暴力の犠牲となった女性の話を恋愛映画にしているとしてサラエボで批判が高まり、一時は上映が危ぶまれた。その後、製作陣の努力で誤解がとけ上映許可が下りるに至った。こうした経緯があるだけに、今回の受賞はひときわ喜びが大きかったよう。受賞に際しアンジーは、「この場にいられて本当に光栄です。車の中でブラッドに、泣いてしまいそうで怖いと話しました」と、感激した様子で語った。
アンジーの監督作『イン・ザ・ランド・オブ・ブラッド・アンド・ハニー(原題)/In the Land of Blood and Honey』はアメリカでは12月に公開となる予定。(竹内エミコ)