注目の大型新人俳優・三浦貴大、俳優は一生の仕事と男らしい覚悟「死ぬまで続けたいです」
映画『乱反射』に出演している注目の俳優、三浦貴大に作品やプライベートについて直撃インタビューし、その知られざる素顔に迫った。
『乱反射』は、女子中高生にカリスマ的な人気を誇る桐谷美玲主演の青春ラブストーリー。桐谷演じる女子高生・志摩のもどかしくも切ない恋愛模様がつづられていく。志摩の幼なじみであり、彼女に淡い恋心を寄せられる大学生・航大を演じた三浦は、「自分に思いを寄せてくれている人が近くにいるのに、ぐだぐだしていて気持ちがはっきりしない航大のことを『アホだなあ』と思った部分もあります。でも学生のころって、恋愛に限らず、誰もが何に対しても難しい方向に考える時期なのかなって」と分析。ちなみに、順天堂大学スポーツ健康科学部を卒業している三浦自身、大学時代に女子高生と恋愛関係に陥ったことは「一切ないです! 残念ながら(笑)」だそうだ。
俳優の三浦友和を父に、元歌手の山口百恵を母に持ち、昨年『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』でデビューしたばかりの三浦だが、話題作に次々と出演する一方、その素顔はまだあまりよく知られていない。そこで、好きな食べ物から理想のデートまで、様々な質問を投げかけてみると、好きな食べ物は「タイカレー」、理想のデートは「家でゴロゴロ」と微笑ましい答えが。恋愛に関する質問にも戸惑いつつ積極的に答える姿勢を見せ、女性からは「変な人だと思われることが多いです。何を考えているか分からないって、いろんな人から言われますね」との赤裸々トークも誠実に繰り広げた。
デビュー作で日本アカデミー賞新人俳優賞に輝き、『学校をつくろう』や『BAD BOYS』では早くも主演。大型新人としてまさに飛ぶ鳥を落とす勢いの三浦は、俳優業に一生をささげる覚悟を決めているようで、「死ぬまで続けたいです」と力強く宣言。演じてみたい役柄に「極端に明るい役、何も台詞がないけどずっと画面の中にいる役、何の特徴もない普通の役」という3つの難役を挙げ、俳優としての向上心を見せつけた。また、さわやかな笑顔がまぶしい甘いマスクはもちろん、大学時代にライフセービングで鍛えたという見事な肉体も役者としての強みになりそうなところ。俳優・三浦貴大の今度にますます注目だ。(渡邉ひかる)
映画『乱反射』は8月6日よりシネマート新宿ほか全国公開