故トニー・カーティスさん所有の美術品、9月にオークションへ
昨年9月に心不全のため亡くなったトニー・カーティスさんが所有していた美術品が、9月にビバリーヒルズでオークションにかけられることになった。
BBCの報道によると、熱心な美術品コレクターとして知られていたトニーさんは、アンディ・ウォーホルやパブロ・ピカソの絵画、ブラックやシャガールの陶器や絵画、20世紀の英米美術絵画も多数所有していた。今回のオークションではそれらの美術品のほか、トニーさん自身が筆を取った絵画や、タバコケースや時計、フランク・シナトラから贈られた横笛、さらに1959年の映画『お熱いのがお好き』のなかでマリリン・モンローとのキス・シーンに着用したジャケットも出品される。なかでも、ウォーホルからトニーさんへプレゼントされた絵画は、3万ドル(約230万円)の値を付けると予測されている。
出品される美術品はオークション開催前に、9月17日から10日間、展示披露される予定。オークション主催者側は、「トニーはいつも、自分は俳優である前にアーティストだ、と言っていました。天国から見下ろして、これらの品々がよい居場所を見つけてくれることを願っていると思います」と語っている。(竹内エミコ)