「The SUSHI TYPHOON」限定上映いよいよフィナーレ!! 本家24時間テレビに先駆け!?「サライ」を大合唱!!
19日東京・銀座シネパトスで、海外をターゲットとした日本映画レーベル「The SUSHI TYPHOON」4作品の4週間限定上映がグランド・フィナーレを迎え、まさにSUSHI TYPHOONオールスターズといえるメンバーが集結、本場の24時間テレビに先駆け「サライ」の大合唱を行った。この日は映画『AVN/エイリアンVSニンジャ』の千葉誠治監督、映画『ヘルドライバー』の西村喜廣監督、映画『デッドボール』の山口雄大監督、山口監督が共同監督も務めた映画『極道兵器』の坂口拓監督、キャストのしいなえいひ、肘井美佳、原裕美子、さらに『電人ザボーガー』の井口昇監督とザボーガーも駆けつけ、記念すべきフィナーレを祝った。
新鮮な寿司のように、日本映画界でもっとも生きのいい映画人たちが集まった日本映画レーベル「The SUSHI TYPHOON」レーベル作品の限定上映も、いよいよこの日で最終日。満員の観客を前にした司会の井口監督は「これだけお客さんが集まっていただけると、外にいるおかしな監督たちも喜ぶと思います」と感慨深い様子であいさつをした。
集結した4人の監督たちは、この日も暴走モード。応援に来ていた電人ザボーガーにいちいちちょっかいを出したり、ちゃちゃを入れたりと、やりたい放題ので会場は爆笑の渦だった。そんなやんちゃな監督たちを目の当たりにしながらも、しいなは「(監督たちは)普段はこんな感じでバカなことばかりやっていますけども、モノを作る気持ちは熱いんです。新しい試みがここから広がって、日本の映画界を元気にしてくれたらいいなと願っています」とSUSHI TYPHOON作品に参加できた喜びを笑顔で語った。
連日大盛り上がりとなった「SUSHI TYPHOON」イベントもついにフィナーレ。そしてフィナーレといえば、この土日にかけて放映される「24時間テレビ」ということで(!?)、この日は会場の観客を巻き込み、全員で「サライ」を大合唱。そんな中、しいなが「お見苦しいところもあったとは思いますが、24時間テレビにも勝るとも劣らない愛あるフィナーレとなりました!」と会場に向かって呼びかけると、西村監督も「『SUSHI TYPHOON』、来年もやりましょう!」と大絶叫。そして最後に井口監督も「4本の作品を観ていただければ分かると思いますが、コストが低くても、情熱だけは負けません。これからの『SUSHI TYPHOON』もよろしくお願いします!」と呼びかけた。その間も会場には「サライ」のテーマが鳴り響き、大盛況のうちにイベントの幕は降ろされた。(取材・文:壬生智裕)