日本初公演!『俺たちに明日はない』のボニー&クライドの生涯がミュージカルに!元・劇団四季の濱田めぐみ&田代万里生が共演!
映画『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』で一躍日本でも知られるようになった1930年代のアメリカに実在した2人組強盗の生涯を基にしたミュージカル「Bonnie&Clyde(ボニー&クライド)」が2012年に日本初演を迎える。主人公の強盗を演じるのは劇団四季退団後、初舞台となる濱田めぐみと若手注目株の田代万里生の2人。新たによみがえったボニーとクライドの物語は、瑞々しい楽曲が満載のミュージカルだ。
本作は、アメリカン・ニューシネマの先駆けとして知られる映画『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』でも取り上げられた実在の男女2人組の強盗ボニー・パーカーとクライド・バロウの生涯をミュージカル化したもので、世界初演は2009年。今年冬には満を持してブロードウェイでも上演される、ミュージカル「ジキル&ハイド」などで知られる作曲家のフランク・ワイルドホーンの最新作だ。
日本初演となる今回は、荒々しく短い生涯を駆け抜けた主人公2人を濱田めぐみと田代万里生が演じる。濱田にとっては、本作が劇団四季を退団後、外部初舞台・主演だけに気合も入っているはず。対する田代も近年は「エリザベート」のルドルフ役などで注目を集めているミュージカル界のホープであり、初顔合わせとなる2人のコンビネーションにも期待大。その歌唱力には折り紙付きの2人だけに、その歌声で本作にどんな彩りを加えてくれるのかはすべてのミュージカルファンが気になるところだろう。演出を務めるのは、海外でも実績を積んでいる田尾下哲。紀里谷和明監督の映画『CASSHERN』にも監督助手としてかかわったことのある人物であり、今後は演出のみならず、劇作家として活躍の場を広げていくという期待の逸材だ。
映画『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』といえば、今なおその輝きを失わない青春映画にして、アンチ・ヒーローものの傑作。今回は、映画を原作にしているのではなく、あくまで実在したボニーとクライドという2人組の生涯を基にしているので細部に違いはあるものの、大筋は同じというので、映画のファンは期待してよさそう。一方、映画を知らないという人にとっても、エンターテインメント作品として高いクオリティーを誇る作品に仕上がっているため、安心して楽しめる作品になっている。(編集部・福田麗)
ミュージカル「Bonnie&Clyde(ボニー&クライド)」は2012年1月8日~22日に青山劇場にて上演予定