公式HPがアクセス殺到でサーバーダウンするほど「かわいすぎる」と大反響の日南響子、浴衣姿の舞台あいさつで感極まり大粒の涙!
20日、シアターN渋谷で映画『七つまでは神のうち』初日舞台あいさつが行われ、主演の日南響子がピンクの浴衣姿で登場し、感無量の様子で大粒の涙を見せる一幕があった。この日は共演者の飛鳥凛、藤本七海も涼しげな浴衣姿を披露したほか、三宅隆太監督も登壇した。
この日の客席は男性客を中心に超満員だったが、日南が雑誌「non-no」の専属モデルを務めるなど注目のモデルということもあってか、女性の姿もちらほら。そんな中、3人の女優陣が浴衣姿で登場すると、会場からは大きな歓声がわき起こり三宅監督も「こんなに大勢の方に来ていただいて、まるで神宮花火大会みたい」とご機嫌な様子だった。
日南といえば、15日に発売されたデジタル写真集「日南響子」が話題となったばかり。本写真集では正統派美少女としてのルックスからは想像ができないグラマラスなボディーを惜しげもなく披露。水着姿やバニーガールを彷彿(ほうふつ)させる黒猫カットといったセクシーショットも満載であったことから、発売と同時に、2ちゃんねるなどのネットで「かわいすぎる」「セクシーすぎる」との声が沸き起こっていた。そこから想定外のアクセスが殺到し、彼女の主演映画である映画『七つまでは神のうち』公式HPのサーバーを一時ダウンさせてしまうなど、大きな反響を巻き起こしたことは記憶に新しい。
そんな日南は「テン年代の大型新人」と呼ばれ、注目の存在であるが、本作は映画初出演にして初主演となり、そのプレッシャーは相当なものだったようだ。「台本をいただいたときに、すごく難しいお話だと思って不安でした。年齢的にもそんなに大きな経験をしたことのない私がこんな素敵な役を演じられるのか。今までは皆さんについていこうと思っていましたが、今回は主演ということで、逆に皆さんについてきてもらえるように頑張りました」と気丈にあいさつ。
今回、日南が演じたのは10年前の事件をきっかけに心にトラウマを抱えてしまったまま教会に通い続けるという女子高生の繭(まゆ)だが、日南にとってこの役は相当な難役だったようだ。「自分も繭に似た部分があると思います。今まで自分もつらいことがたくさんあって、もう嫌だなと思うこともたくさんありましたけども、そういう経験が今回は役に立ちました。この映画と出会って、生きるって何だろうと、すごく考えるようになりました。この映画は生きることについてもう一回、考え直すようなすてきな作品だと思います。たくさんの方に観ていただきたいです」とあふれる気持ちを振り絞るようにコメント。撮影から続いたプレッシャーも、初日を迎えたことで解放されたのか、日南の瞳からは自然と涙があふれ出てきて、そんな日南の女優根性に会場からは惜しみのない拍手が送られた。
本作は、謎の連続失踪(しっそう)事件を軸に、人間の深い悲しみを描き出すサスペンス・スリラー。メガホンを取ったのは、ホラー映画界でも突出した才能の持ち主として知られる三宅隆太。「命の叫び」が魂の底から湧きでるような圧巻のラストシーンは、ハッピーエンドではないだけに深く心に染み入る。(取材・文:壬生智裕)
映画『七つまでは神のうち』はシアターN渋谷ほか全国順次公開中