キーラ・ナイトレイがロミオの初恋の相手で、ジュリエットの従姉妹ロザライン役に挑戦か?
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや映画『ラブ・アクチュアリー』などでおなじみのイギリス出身の女優キーラ・ナイトレイが、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」で描かれているジュリエットの従姉妹ロザラインの観点から描かれた映画『ロザライン(原題) / Rosaline』への出演交渉中であることがDarkhorisons.comによって明らかになった。
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これは、Fox 2000と映画『ナイト ミュージアム』のショーン・レヴィ監督が企画している作品で、作家レベッカ・サーレの原作「ホウェン・ユー・ワー・マイン(原題) / When You Were Mine」をベースに映画化する予定でいるようだ。
脚本は、映画『(500日)のサマー』のスコット・ノイスタッターとマイケル・H・ウェバーが執筆し、テレビ映画「グレイ・ガーデンズ 追憶の館」のマイケル・サシー監督がメガホンを取ることになっている。
ロザラインはロミオの初恋の相手で、片思いで苦しんでいたロミオがロザラインに会うために、友人たちとともにキャピュレット家のパーティーに忍び込んだ際に、ジュリエットに出会い恋に落ちている。
実際にシェイクスピアの戯曲では頻繁にこのロザラインの名前が登場しているが、これまでほとんどの映画では彼女をしっかりとしたキャラクターとして描いてこなかった。彼女の存在が無ければ、ロミオがキャピュレット家のパーティーに潜り込むこともなければ、ジュリエットに出会うことも無かった。その点を考慮すれば重要なキャラクターであるはずで、ロザラインの視点から見つめ直す古典の名作も興味深いものであるかもしれない。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)