ウディ・アレン最新作、キャリア最大のヒット作に!オープニング6館スタートも全米1,000館を超える快挙!
5月より全米公開されているウディ・アレン監督最新作の映画『ミッドナイト・イン・パリス(原題)/Midnight in Paris』のアメリカ国内興行収入が5,000万ドル(約40億円)を超え、監督のキャリア最大のヒット作になったことを配給のソニー・ピクチャーズ・クラシックスが正式に発表した。(数字はBox Office Mojo調べ・1ドル80円計算)
アレン監督が初めて全編をフランスで撮影したという同作は、レイチェル・マクアダムス、オーウェン・ウィルソン、マリオン・コティヤールに加え、フランス大統領夫人カーラ・ブルーニが出演しているロマンチック・コメディー。現地時間8月21日現在、国内興収は5,061万4,946万ドル(約40億4,919万5,680円)となっており、これはインフレの影響などを考慮していないとはいえ、1987年日本公開の『ハンナとその姉妹』を超える大ヒットとなっている。
もともとカンヌ国際映画祭でのワールドプレミア上映が呼んでいた同作は、アレン監督にとっては2003年全米公開の『僕のニューヨークライフ』以来、久々に上映館が1,000館を超えた作品。だが、オープニングから1,000館を超えていた『僕のニューヨークライフ』とは異なり、『ミッドナイト・イン・パリス(原題)』のオープニングがわずか6館だったことを考慮すると驚異的な数字といえそうだ。それだけに今回のヒットの土壌はできていたと考えていた向きも多いようだが、アレン監督は今年76歳。衰えを見せることがないその創作意欲にはただただ頭が下がるばかりだ。
ローマを舞台にしたコメディーになるという次回作も早くも話題のアレン監督。エレン・ペイジ、ペネロペ・クルス、ジェシー・アイゼンバーグ、アレック・ボールドウィンといった豪華な面々がそろった次回作も気になるが、ここまでの大ヒットを記録しているとなると、ファンとしては早期の日本公開を期待したくなるところだ。(編集部・福田麗)