東映まんがまつり復活!アニソンの帝王・水木一郎とももクロが共演!「ゼーット!」のコラボに会場は大熱狂
春休み&夏休みの恒例イベントとして、1964年~2002年まで子どもたちに愛され続けた「東映まんがまつり」(年代により名称は異なる)をそのまま収録したDVD「復刻!東映まんがまつり」の発売記念ライブ&記者会見が2日に一ツ橋ホールで行われ、アニメソングの帝王・水木一郎とももいろクローバーZ(高城れに、百田夏菜子、有安杏果、玉井詩織、佐々木彩夏)が「ゼーット!」のコラボレーションを披露するなど、観客を熱狂させた。
これまで、およそ40年に渡ってアニメソングを歌い続けてきたという水木は、「東映まんがまつり」にも特別な思い入れがあるようで、会見でも「主題歌を歌ったアニメが映画になるのがうれしくて、よく観に行ったものです」と明かし、「僕は映画主題歌を歌うのが夢だったので、歌が映画館で流れたときは夢が叶ったという感じでした」と感慨深げに振り返った。さらに、世界中から愛されるアニメソングについて「アニメソングには勇気や夢や希望や正義など、人間が忘れてはいけないものがたくさん詰まっているので、どの国の子どもも感動することができるんです」とその魅力を語り、アニソン愛をにじませた。
一方、全員が平成生まれのももいろクローバーZのメンバーたちは、「東映まんがまつり」には少々なじみが薄い世代。だが、この日会場に駆けつけた、仮面ライダーXやロボコンといった往年の人気キャラクターに囲まれた百田は「仮面ライダーは小さいころから見ていたし、大人も小さな子も大好きなみんなのアイドル。私たちも、どの世代にも愛されるようなアイドルになりたいです」と大きな刺激を受けた様子だった。そして水木は、そんなももクロを絶賛し、「(ライブでは)はちきれんばかりに踊っているし、全員性格がものすごくいい。ぜひ歌手の世界で伸びていってもらいたい」と力強くエールを送った。
記者会見後に行われたライブでは、水木とももクロによるステージ上での共演も実現。力強い「ゼーット!」のコラボレーションに、観客たちは大いに盛り上がった。ほかにも、ももクロメンバーたちが「Z」をかたどった花束を水木にプレゼントし、ももクロのアイドルらしい自己紹介をまねた水木が萌え~? な自己紹介を行うなど、まさに「まつり」の復活の日にふさわしいライブとなった。(肥沼和之)
DVD「復刻!東映まんがまつり 1973年夏」「復刻!東映まんがまつり1974年夏」は10月21日発売、「復刻!東映まんがまつり 1975年春」「復刻!東映まんがまつり 1976年春」は11月21日発売(税込み5,040円)