カラーで復活「ウルトラQ」の西條康彦と桜井浩子、カネゴンと共に登場! 愛のある暴露トークで当時を振り返る!
5日、DVD&ブルーレイボックス「総天然色ウルトラQ」の完成披露試写会が渋谷シネクイントで行われ、出演者の西條康彦と桜井浩子、そしてカネゴンが登壇し、約45年前の撮影当時を爆笑トークで振り返った。
主人公でパイロットの万城目淳(佐原健二)の助手・戸川一平を演じていた西條は、ファンにはたまらない当時の衣装で登場。観客の大きな拍手を浴びるも、イスに座る際に思わず「よいしょ」と言葉をもらし、「昔は『よいしょ』なんて言わなかったんだけどね。嫌だね」と苦笑い。帽子を取ってツルツルになった頭を見せ「45年経ったらこんなになりました」と、上機嫌な笑顔でジョークを飛ばした。
一方、毎日新報記者の江戸川由利子を演じた桜井は、ほとんどの衣装を自前で用意していたという撮影当時を振り返り「靴も自前だったのですが、新しい靴が一日でドロドロになっちゃったことがあった。返してくれる、円谷プロ?」と恨み言。ほかの話題に移りかけても、思い出したかのように「ギャラが入った後に新しい靴を買って履いてきた。履き変えていい? って聞いたのに、それで撮影してくれって言われたの。スエードの靴だったのに、一日でダメになった」とこぼし、ついには西條までもが「にぎり飯ばっかり食わされた。タクアンが3枚しかなくてさ」と当時のスタッフに向けた、愛のある? 暴露トークで集まった観客を爆笑させた。
そんな風に終始会場を盛り上げ続けた2人だが、当時は白黒テレビ映画だった「ウルトラQ」が、45年ぶりにカラーで復活することはやはり感慨深い様子。西条は「まさか総天然色になるなんて夢にも思っていなかった。うれしさが半分と驚きが半分、そんな状態です。どうぞ皆さん、(DVD&ブルーレイを)買ってくださいね」としみじみファンに呼びかけ、大きな拍手を集めていた。(肥沼和之)
DVD&ブルーレイボックス「総天然色ウルトラQ」BOXIは現在発売中、BOXIIは2012年1月27日発売(DVDは税込み各22,050円、ブルーレイは税込み各31,500円)