テニスボールを打つときの「ふっ!」とか「はっ!」が恥ずかしい…「テニスの王子様」大東俊介、早乙女太一、声優収録秘話
3日、映画『劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』の公開初日舞台あいさつが新宿ピカデリーで行われ、ゲスト声優の大東俊介と早乙女太一、レギュラー声優の皆川純子、入野自由、諏訪部順一、そして多田俊介監督と原作者の許斐剛氏が登壇。許斐氏からサプライズプレゼントを贈られた大東が、言葉に詰まるほど大感激する場面が見られた。
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今回が声優初挑戦の大東は、以前から本作の大ファンということもあり、収録では自然と力が入った様子。「スポーツの熱を伝えることがこの作品では重要。うまく表現できたらいいなと思い、楽しみながらやらせてもらいました。収録では休憩はいらないので、一気に全部録ってくださいとお願いしました」と笑顔で振り返った。一方、同じくゲスト声優として初のアフレコに挑戦した早乙女は「大東さんは声優初挑戦と聞いていましたが、プレッシャーを感じるほど(上手)だったので、ドキドキしながら収録しました」と圧倒されたことを告白。そして同作ならではの、テニスボールを打つときの声に苦労したそうで「普段絶対に出さない『ふっ!』とか『はっ!』とかいう声が最初は変な感じでしたが、後半は楽しくなってきました。でもだいぶ恥ずかしかったですね」と笑わせた。
そして諏訪部は二人の演技を絶賛し「シーンが重なっていくうちに、どんどんキャラクターが入ってきているなと感じました。特にラストのクライマックスシーンは、ぞくっとくるような空気感を出していてちょっと嫉妬しました」と最高級のほめ言葉。そして皆川も「普通に声優をずっとやってきた人のようなうまさ。本当に素敵でした」と評価すると、これに刺激を受けたのか、許斐氏が「僕も(テニスボールを)打つときの声をやってみたいと思うので、機会があったらよろしくお願いします」と多田監督に出演を直訴。監督も笑顔でオッケーサインを出していた。
そして終盤には、許斐氏から大東にサプライズプレゼントが贈られる。大ファンだという同作のキャラクター・海堂薫の直筆イラストを贈られた大東は「ちょっと……」と言葉に詰まるほどの感激ぶり。さらに添えられた「大東さんへ テニプリファミリーへようこそ。素敵な演技をありがとう」というメッセージを読み上げ、感極まった表情を浮かべていた。
映画『劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』は漫画にアニメ、ミュージカルと幅広くメディア展開して人気を博すシリーズ「テニスの王子様」の、テレビアニメ化10周年を記念して制作された劇場版アニメ。主人公のリョーマたちが日本の代表選手として、テニスの聖地ウィンブルドンで繰り広げる死闘を描き出す。(肥沼和之)
映画『劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』は全国公開中