シンディ・ローパー、ゲイとレズビアンのためのホームレス・シェルターを開設
シンディ・ローパーがニューヨークのハーレムにゲイとレズビアンのためのホームレス・シェルターをオープンさせるという。
シェルターは1986年のシンディのヒットシングル「トゥルー・カラーズ」にちなんで、“ザ・トゥルー・カラー・レジデンス”と名付けられるとのこと。家族に受け入れられず、家を出るほかなかった18歳から24歳の同性愛者、バイセクシャル、トランス・ジェンダー(性転換者)を受け入れ、開設までに2年を要したという。
「テレビや映画で同性愛者などが普通に取り上げられるようになって、カミングアウトする子どもたちも多くなりましたが、それでも家から追い出され、路上生活をしている子たちがいます。その子たちの面倒を見てあげたいんです」とシンディはコメントしている。
シンディが名誉会長を務めるシェルターでは、住民がそれぞれの収入に応じて支払い可能な家賃を納めるほか、雇用の手助け、精神面でのサポートと学業のサポートも行うという。以前からゲイとレズビアンの平等の権利を主張してきた58歳のシンディは、「どんな形の差別も間違っている。わたしは公民権運動の中、育った世代。あのときの差別も間違っていたし、今起きている差別も間違っている」と語っている。(BANG Media International)