人気マンガ「弱虫ペダル」が舞台化!イケメン俳優と自転車がステージを所狭しと駆け回る!?
渡辺航の人気マンガ「弱虫ペダル」の舞台化作品が来年2月に東京・天王洲銀河劇場にて上演されることが明らかになった。自転車競技がテーマとなっている同マンガを舞台上でどのように表現するのか、期待が懸かるところ。併せた発表された出演陣も今話題のイケメン俳優が勢ぞろいしており、マンガのファンのみならず、幅広い層から注目を集めそうだ。
マンガ「弱虫ペダル」は、千葉から秋葉原まで毎週ママチャリで通っていたオタク少年・小野田坂道がひょんなことから自転車競技に挑戦し、インターハイ優勝を目指すことになるさまを追った作品で、2011年9月現在、単行本は19巻まで刊行されている。これまであまりスポットを当てられることのなかった自転車競技の面白さと奥深さだけでなく、部活仲間やライバルたちとの切磋琢磨(せっさたくま)を描いた青春マンガとしても高い評価を得ており、「このマンガがすごい!2010」でトップ10にランクインするなどしている。
自転車競技といえば山道や平地といった屋外のイメージが強いため、今回の舞台化作品ではそのあたりをどのように表現するのかがポイントになりそう。現段階では主人公の小野田坂道をはじめ、今泉俊輔や鳴子章吉、自転車競技部主将の金城、田所、巻島といったメインキャラクターが登場することが発表されており、現在19巻ある原作のどの部分を舞台化するのかもファンは気になるところだ。
気になる出演者は「仮面ライダーディケイド」で仮面ライダークウガを演じた村井良大が主人公の坂道役を務めるほか、太田基裕、鳥越裕貴、郷本直也、馬場良馬、大山真志といったフレッシュなイケメン俳優がずらり。演出は劇団「惑星ピスタチオ」で知られる西田シャトナー。過去には田中芳樹の人気小説「銀河英雄伝説」を舞台化した実績もあるだけに今回もその手腕には期待が懸かる。
一見舞台化とは縁のなさそうなマンガが原作となっているだけに、ファンは期待と不安は半々かもしれない。だが、製作陣もそのあたりはすでに織り込み済みのはず。スペース的な問題があるために映画やテレビに比べると制限の多いと思われがちな舞台ではあるが、舞台だからこそできることも多く、表現の自由度は決して、映画やテレビに劣らない。撮影済みの映像でも、もちろんマンガでもない、生の舞台だからこそできる作品を「弱虫ペダル」は見せてくれるはずだ。(編集部・福田麗)
舞台「弱虫ペダル」は2012年2月1日~6日に天王洲銀河劇場にて上演