佐藤浩市が製作協力の東日本大震災チャリティーショートフィルムが配信開始
アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」は、俳優の佐藤浩市をスーパーバイザーに迎え、東日本大震災の復興を願い、「笑顔になる瞬間」をテーマに集められた写真で構成されたチャリティーショートフィルム『GET UP』の配信を15日から開始した。
この短編作品は、同映画祭が東日本大震災に伴い開始したチャリティー活動第1弾「チャリティーショートフィルムプロジェクト」のもと製作された作品。「笑顔になる瞬間」をテーマに世界各国から集められた530枚以上の写真から選ばれたものを、シンガーソングライターEMI MARIAの楽曲にのせて紡いだ。
映画は6月に開催された「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2011」で上映。製作協力を務め、映画祭のオープニングイベントで目をうるませながら被災地にエールを送った佐藤は、「心や体に傷は残っても、希望がすべて闇に飲み込まれてはいけない」という印象的な言葉と共に、「100人に1人でも、何かそこに勇気づけられることがあるのであれば、われわれはそれを発信続けていかなければならない、そのような思いでこの作品に参加させていただきました」と本作へコメントを寄せている。
同映画祭では、本作を映画祭のオフィシャルサイトはもちろん、動画配信サービスGyaO!の支援チャリティーサイト「REPLAY JAPAN 映像の力で、みんなに勇気を」で本作の配信を開始。同サイトでは、iPhone、iPad、Android搭載スマートフォンなど、少しでも多くの人々が視聴できるよう取り組んでいる。未曾有の大震災から半年、今も心と体の傷に苦しむ被災者を勇気づけるため、またこれからも被災地に向けた支援が継続されていくよう、少しでも多くの人々の目にとまることを願いたい。(編集部・入倉功一)