NHKドラマ「坂の上の雲」、2年連続で国際エミー賞最終候補に!日本作品はほか3作がノミネート!
第39回国際エミー賞の各部門のノミネーションが発表され、NHK総合で2009年より放送されているドラマ「坂の上の雲」が2年連続で連続ドラマ部門の最終候補に選ばれたことが明らかになった。ほかに日本作品では、芸術番組部門で「はじまりの記憶~現代美術作家・杉本博司~」、テレビ映画/ミニシリーズ部門で「シューシャインボーイ」などがノミネートされている。
テレビ界のアカデミー賞と呼ばれるエミー賞がアメリカ国内のテレビ番組を対象としている一方で、国際エミー賞はアメリカ国外のテレビ作品や俳優などが対象。過去の同賞では、日本から「サラリーマンNEO」などがノミネートされている。今年の第39回国際エミー賞では、2年連続ノミネートとなるNHKドラマ「坂の上の雲」をはじめ、日本からは4作品がノミネートされている。
「坂の上の雲」はNHKが2009年より放送しているスペシャルドラマで、司馬遼太郎の同名小説が原作。秋山好古、秋山真之の兄弟と正岡子規の三人を主人公に、明治という時代の日本を描いた作品だ。テレビドラマは現在、第2部まで放送。完結編となる第3部は今年12月4日からのスタートとなっている。出演は本木雅弘、阿部寛、香川照之など。同ドラマがノミネートされた連続ドラマ部門には、今年夏にNHKで放送された海外ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」もノミネートされており、はからずも日本ではNHKで放送された作品同士が競い合うこととなった。
ほかにも今年の同賞では、浅田次郎の小説を原作にした西田敏行主演のドラマ「シューシャインボーイ」がテレビ映画/ミニシリーズ部門、WOWOWの「ノンフィクションW」で放送された「はじまりの記憶~現代美術作家・杉本博司~」が芸術番組部門、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」で昨年秋に放送された「ピュアにダンスIV ~田中家の7年」がノンフィクション部門にノミネートされている。授賞式は11月21日にニューヨークにて行われる。(編集部・福田麗)