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世界的に評価の高いドキュメンタリー映画の祭典が山形で開催!アトム・エゴヤン監督「こういう状況だからこそドキュメンタリーの力を信じたい」

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左側がアトム・エゴヤン監督、着席して手をたたいている女性がエゴヤンの奥様
左側がアトム・エゴヤン監督、着席して手をたたいている女性がエゴヤンの奥様 - Photo:Harumi Nakayama

 山形国際ドキュメンタリー映画祭2011が6日に幕を開け、山形市中央公民館で行われた開会式には、コンペティション部門の審査員を務めるカナダのアトム・エゴヤン監督らが出席した。

 1989年にスタートした同映画祭は隔年開催で、今回で12回目。東日本大震災の影響もあって今年の開催は危ぶまれたが世界中から激励のメッセージが届き、日本から情報を発信することの重要性や「こういう状況だからこそドキュメンタリーの力を信じたい」(映画祭事務局)と開催を決断。その結果、コンペ部門には世界102か国から1,074本の応募があったという。エゴヤン監督も「この重要なときに、世界で最も栄誉あるドキュメンタリー映画祭の審査に参加できて、とても興奮している。わたしは20年以上にわたって何度も日本を訪れてきたが、この素晴らしい国を再び訪問できて光栄だ」と映画祭公式カタログにコメントを寄せており、妻で女優のアルシカ・カンジャンを同伴している。 

 そして今年は、東日本大震災復興支援上映プロジェクト「ともにある Cinema With Us」と題した特別企画が設けられ、被災地や避難所で撮影された29本の作品やシンポジウムなど、参加者が集い、語り合う場が多数設けられている。

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 それに合わせて気鋭の映像作家たちが続々山形入りしている。日本作品唯一のコンペ部門参加作『監督失格』の平野勝之カンパニー松尾、『311』の森達也、1999年に製作された『新しい神様』の雨宮処凛、『ドキュメンタリー頭脳警察』の瀬々敬久PANTA、日本映画監督協会賞の審査員として伊藤俊也林海象大森立嗣などが一堂に会す予定で、山形の街では何かが起こりそうな熱気とスリルで満ちあふれている。(取材・文:中山治美)

 山形国際ドキュメンタリー映画祭2011は13日まで開催

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