永遠の少年ピーター・パンの前章譚を描く舞台、ブロードウェイで上演へ
ジェームズ・バリ原作のファンタジー「ピーター・パン」の前章譚となる物語を描く舞台が、2012年の春にブロードウェイで開演する。
この舞台は、2006年の小説「ピーター・アンド・スターキャッチャー(原題) / Peter and the Starcatcher」をもとにしたもので、「永遠の少年」と言われるピーターがいかにして歳をとらなくなったかを物語る。今年初めにオフ・ブロードウェイの劇場で上演され、12人の俳優たちが50ものキャラクターを演じ分けた。脚本は、現在ブロードウェイで上演中のミュージカル「アダムス・ファミリー」と「ジャージー・ボーイズ」の2本を手がけた売れっ子のリック・エリスで、トニー賞の前哨戦と言われるラマ・ディスク賞に5部門でノミネートされるなど、大きな成功をあげたことから、いよいよ大舞台のブロードウェイへ進出となった。
ブロードウェイ版のキャストや劇場は未定だが、舞台監督のアレックス・ティンバーズは劇場情報誌「プレイビル」のなかで、「5年以上もかかわってきた作品が、ついにブロードウェイへの道を歩き出したことをとても喜んでいる」と喜びを語っている。(竹内エミコ)