「ウォーリーをさがせ!」が実写映画化米MGMが権利を獲得! 家族向けのアドベンチャー作品に
本いっぱいに描かれた群集の中から、赤と白のボーダーの服と黒ぶちメガネを身に着けた主人公ウォーリーを探し出すという、ユニークな構成で世界中で人気を博している絵本「ウォーリーをさがせ!」が実写映画化されることになったという。本作の実写化に関しては、2009年にユニヴァーサル・ピクチャーズが取り組むと報じられたこともあった。
報じたハリウッド・レポーターによれば、このほど、『007』シリーズや『ロボコップ』リメイク版を企画する米MGMが、この世界的な人気絵本の映画化権をクラシック・メディアから獲得し、実写版の家族向けアドベンチャーとして映画化することになったとのこと。
数多くの映画を製作してきた、MGMのジョナサン・グリックマンは、「ウォーリー探しをスクリーンに持ち込めることに、大きな興奮を覚えます」と映画化に関しコメント。さらに「クラシック・メディアと共に、すべての世代の『ウォーリーをさがせ!』ファンに世界的なアドベンチャーを届けるのを楽しみにしています」と語った。また、「ウォーリーは、世界で最も探されたキャラクター」というクラシック・メディアのエリック・エレンボーゲンも、「MGMに感謝しています。ウォーリーの映画デビューによって、ファンはいろいろな映画館で彼を見つけられますね」と喜びを語っている。
「ウォーリーをさがせ!」は、児童作家マーティン・ハンドフォードによって描かれた絵本で、1987年に発売された。絵本には、見開き一面にさまざまな世界を舞台にした、ち密で個性的な群集が描かれており、読者はその中からウォーリーを探しだす。そのユニークな構成は、世界ではもちろん、日本でも読者を獲得し、その後もウォーリーを主人公に多くのシリーズが出版された。
本作の映像作品といえば、日本でも放映されたアニメ版を覚えている人も多いだろうが、果たして実写では、どのように絵本の雰囲気を表現し、ウォーリーの冒険を描くのか? ウォーリーを演じる役者も含め、その完成形に、公開までファンの間でさまざまな予想がうわさされることになりそうだ。(編集部・入倉功一)