イーサン・ホークとジュリー・デルピー、『恋人までの距離』『ビフォア・サンセット』に続く第三作目の脚本を執筆中
列車の中で出会った男女が、ウィーンの街で一晩中ロマンチックな時間を過ごす映画『恋人までの距離(ディスタンス)』、その二人がパリで再会する9年後を描いた映画『ビフォア・サンセット』に続く第三作目の脚本を、主演のイーサン・ホークとジュリー・デルピーが書き始めたと伝えられた。
ニューヨーク・マガジンのVultureによれば、ホークはフランスのウェブサイトAlloCineにこう語っているという。「どうアイディアがまとまっていくかはわからないが、ここ半年の間、三人(ホーク、デルピー、前二作の監督リチャード・リンクレイター)でたくさん話をしている。あの登場人物たちに再会する準備が整っている、という共通の感情を抱いているんだ」
イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー出演映画『ビフォア・サンセット』写真ギャラリー
『ビフォア・サンセット』が製作された2004年から8年の時が流れており、二作目までとほぼ同じ年数が経っていることになる。『ビフォア・サンセット』で、それぞれの今ある生活を尊重するそぶりを見せながら、再び到来したロマンスに身を投じようとする二人。あの、最高にロマンチックで謎めいたラストシーンの後、二人は一体どうなったのか、胸を焦がしていたファンも多いはずだ。
「今年中に脚本を仕上げるつもりだ」というホークのコメントから、三作目が実現する可能性の高さが感じられる。(鯨岡孝子)