映画『50/50 フィフティ・フィフティ』、タイトルの著作権をめぐり音楽会社が訴えを起こす
突然がんを宣告された若者が、ポジティブに闘病生活に向かい合う姿を描いたコメディー映画『50/50 フィフティ・フィフティ』で、音楽会社がこの映画のタイトルについて著作権を侵害しているとして訴訟を起こした。
訴えを起こしたのはフロリダを拠点にする音楽レーベル「イーストランド・ミュージック・グループ(EMG)」。EMGは、フィフティ・フィフティというヒップヒップ・デュオが、「50/50」と「Phifty-50」という2つのタイトルで2000年からレコードを売り出しており、「Phifty-50」はすでに商標登録済みだという。「50/50」は商標登録は正式に行われていないが、同じタイトルで映画が広く知られDVD発売も行われるとなると、著作権の侵害に当たると申し立てている。EMGは映画公開前の9月、製作スタジオのライオンズゲートに対しこのタイトルの使用をやめるよう求めていたそう。今回の訴訟では、ライオンズゲート側に対してタイトルの使用の禁止と、このタイトルを使った商品をすべて破棄すること、またこのタイトルを使用したことで生まれた売り上げと利益すべてを求めている。ライオンズゲート側はこの件についてまだコメントを出していない。(竹内エミコ)