三谷幸喜、大阪舞台あいさつで阪神・和田監督にナンバーワンの秘けつを伝授!?
22日、TOHOシネマズ梅田にて行われた三谷幸喜監督最新作『ステキな金縛り』の大ヒット御礼大阪舞台あいさつに、安芸キャンプを終えたばかりの阪神タイガースの和田豊監督が駆けつけ、スポーツ紙上でエールを送り合っていた三谷監督と和田監督の二人が、初対面を果たした。同じ日本大学出身という縁がある三谷監督と和田監督。スポーツ紙上で和田監督が「三谷監督にならって“ステキな優勝”目指したい!!」と宣言すると、三谷監督も「来年は和田阪神を応援します! 一度でいいから共同監督をさせて!」と応えていた。
現在、興行収入27億円、動員220万人を突破と、藤原竜也主演の映画『カイジ2~人生奪回ゲーム~』、ブラッド・ピット主演の映画『マネーボール』、ミラ・ジョヴォヴィッチとオーランド・ブルーム共演の映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』などの強豪をおさえ、4週連続ナンバーワンのV4を達成している三谷監督最新作『ステキな金縛り』。一方の野球界は、20日にプロ野球日本シリーズが決着したばかりだが、新たに和田監督が率いることとなった阪神タイガースは、クライマックスシリーズにも食い込むことができなかった。この日も、「ここのところ5、6年優勝から遠ざかっていますが、来年は皆さんが喜んでいただけるような試合をして優勝をつかみとりたいです」と来年に向けての意欲を語った和田監督。三谷監督は「(映画の撮影)現場ではチームワークが大切で、皆がいつも楽しい気持ちでモチベーションを保てるように気を配っています。そこらへんは野球にも通じるんじゃないかなーと思います。阪神の選手もこの映画を観て、モチベーションを高めて、来年は優勝をつかみ取って下さい! 僕にできることは何でもします!」とエールを送った。
また、本作に出演した西田敏行は“虎党”ということもあり、和田監督との初対面前に西田にメールを送ったという三谷監督は、「(西田さんは)本当にうらやましがっていらっしゃいました! 僕と和田監督は身長もほとんど一緒ですし、日本シリーズの監督も1試合くらいならしても良いと思っていますよ」とニヤリ。「今日は場違いと言うか、本当に緊張していて、まさに『ステキな金縛り』」と語りながらも、三谷監督作品への愛を語る和田監督に、三谷監督は「(もし役者として起用するなら)端正なお顔なので、武士!」「チームで何かをするのが好きなので、野球チームの話もいいですね」などと語り、会場に集まった約500人の観客を沸かせた。
深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、草なぎ剛、中井貴一、市村正親、小日向文世、小林隆、KAN、木下隆行、山本亘、山本耕史、戸田恵子、浅野和之、生瀬勝久、梶原善、阿南健治、近藤芳正、佐藤浩市、深田恭子、篠原涼子、唐沢寿明と豪華キャストが集結した映画『ステキな金縛り』。証人として法廷に落ち武者の幽霊を立たせるという奇想天外な設定で、裁判という制度を根底から覆しながら、三谷監督らしいタッチで笑って泣ける物語を描いている。(編集部・島村幸恵)
映画『ステキな金縛り』は全国公開中