トム・クルーズ、桜坂洋原作のライトノベル映画化に主演決定!
現在来日中のトム・クルーズが、桜坂洋の小説「All You Need Is Kill」映画化に主演が決まったとバラエティーが報じている。
映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』場面写真
原作は、桜坂洋著、安倍吉俊によるイラストで、2004年に日本で発表されたのち、2009年7月に英訳版が刊行された日本のライトノベル。エイリアンの襲撃を受ける地球を舞台に、エイリアンとの死闘で死んだ兵士が、なぜか意識を取り戻すと出撃前日の朝に戻り、戦っては死に、また朝に戻る、という時のループに迷い込み、戦いを繰り返すうちに兵士としての成長を遂げていく姿を描く。独特な世界観が、ハリウッドの注目を集め、ストーリーに惚れ込んだワーナー・ブラザースが、映画化権を獲得していた。
バラエティーによると、原作の主人公が初年兵という設定だったため、スタジオ側はライアン・ゴズリングや、ジョセフ・ゴードン=レヴィットなどの若手俳優を主演候補にあげていたようだが、本作のメガホンをとる予定のダグ・リーマン監督がトムの主演を熱望。ダンテ・ハーパーによる脚本は、ジョディ・ハロルドにより、主人公をトムの年齢に合わせ書き直され、リーマン監督自身も、トムを説得するため、彼が新作を撮影していたピッツバーグまで飛んだという。
新たな脚本を多いに気に入ったというトムだが、年末から来年にかけて、 現在撮影中の作品を含めすでに2作品の撮影が控えている多忙ぶり。まだ正式な契約は交わされていないようだが、順調に進めば、本作の撮影がスタートするのは、来年中旬ごろになるという。(編集部:森田真帆)