アニメのアカデミー賞ことアニー賞、ノミネート発表!『カンフー・パンダ2』が最多12ノミネート!
アニメのアカデミー賞こと、第39回アニー賞のノミネートが発表され、ドリームワークスの『カンフー・パンダ2』が作品賞を含む8部門最多12ノミネートされている。同じくドリームワークスの『シュレック』シリーズのスピンオフ『長ぐつをはいたネコ』が最多9部門でノミネートされており、今年はドリームワークス作品の強さが目立っている。
アニー賞最多ノミネート!映画『カンフー・パンダ2』写真ギャラリー
アニー賞は国際アニメーション協会(ASIFA)が主催する映画賞で、アカデミー賞に長編アニメを対象にした部門が2000年までなかったこともあり、アニメのアカデミー賞ともいわれるほど権威のある賞となっている。今年の同賞は、日本でもヒットした人気アニメーション作品の続編『カンフー・パンダ2』が作品賞を含む8部門最多12ノミネート。『シュレック』シリーズのスピンオフ『長ぐつをはいたネコ』は9部門9ノミネート、ジョニー・デップが声優を務めた映画『ランゴ』が7部門9ノミネートで続いている。
作品賞には上記3作のほか、ディズニー/ピクサーの『カーズ2』、『ウォレスとグルミット』シリーズのアードマン・アニメーションズによる『アーサー・クリスマスの大冒険』、スティーヴン・スピルバーグによる『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』など計10作品がノミネートされているが、残念ながら日本作品の名前はなし。昨年は監督賞に『サマーウォーズ』の細田守監督がノミネートされていたが、今年の主要部門はハリウッド作品で占められている。
また、昨年は選考過程に疑義を呈して同賞をボイコットしていた米ウォルト・ディズニー・ピクチャーズとピクサーが、ルール改正などを経て、再び参加していることにも要注目。『カーズ2』は6部門7ノミネートと、『カンフー・パンダ2』『長ぐつをはいたネコ』といったドリームワークス作品に大きく水をあけられてしまったが、ここから巻き返すことができるかどうかも気になるところだ。
日本作品こそノミネートされていないものの、ノミネートされている作品の多くが、すでに日本公開されているものや今後公開が決定している作品。それだけに、賞のゆくえをドキドキしながら見守ることができるのが今年の同賞の楽しみかもしれない。授賞式は現地時間2月4日にロサンゼルスで行われる。(編集部・福田麗)