アメコミ界の大御所スタン・リー、新たにアジア向けヒーロー映画を立ち上げ!『リアル・スティール』の原案者を起用へ!
「スパイダーマン」などの原作者として知られ、最近では『マイティ・ソー』『アイアンマン』といったアメコミ映画を製作しているアメコミ界の大御所スタン・リーが、アジア向けの新たなヒーロー映画製作に乗り出したとバラエティーが報じている。すでにスタンを中心とした製作陣は、脚本家として『リアル・スティール』の原案を務めているダン・ギルロイと契約を結んだという。
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バラエティーによると、これまでに「スパイダーマン」「X-メン」ほか、マーベル・コミックの原作を手掛けてきたスタンは、今年の夏、新しくマジック・ストーム・エンターテインメントという製作会社を設立。同社はスタンが生み出した最新ヒーロー「ジ・アナイアレイター / The Annihilator」のメディア展開のための会社であり、その第1弾として、すでに映画化が企画。脚本家には『リアル・スティール』のダン・ギルロイが起用されることになった。
日本語に訳せば「破壊者」となる「ジ・アナイアレイター」は、スタンが満を持して作り上げたキャラクター。近年のアメコミ映画ラッシュで多少知名度が上がったとはいえ、まだまだ日本を含むアジアでアメコミが文化として浸透したとは言い難い。「ジ・アナイアレイター」はそんな状況を打破するべく、アジア市場開拓を目的に生み出されたキャラクターで、世界をまたに掛けたヒーローになるチャンスを与えられた中国人青年の活躍を描いたものとなっている。
アメコミ界の大御所として、近年公開されたマーベル映画では製作総指揮を務めるだけにとどまらず、時には出演もしているスタン。来年にはマーベル・ヒーローが集結する『ジ・アベンジャーズ(原題) / The Avengers』が控え、アメコミ界が盛り上がっている中、すでにスタンはその先も見据えている様子。今後の展開が気になるファンは多いに違いない。(編集部・福田麗)